私のカミサンが、私の誕生祝いに、食事を奢るからと、ホテルニューオータニ地下の日本料理店へ案内してくれた。
私の誕生日は、カミサンの都合がつかないので、誕生日前祝いとなった。75歳となり、正真正銘の後期高齢者である。
料理店のテーブルに着いたら、上記のようにプリントしたB4サイズの紙テーブルセンターが目の前に置かれたのである。御存知の方は多いかも知れないが、私にとって始めて目にする詩だった。私が「なかなか、良い詩だな!!」と云ったら、カミサンが「小学校の時、歌ったはずよ!!」と云う。
「オレの小学校時代は戦争中だったから、軍歌ばかり歌わされた。だから“春は名のみの”なんて詩は全然知らない」
目の前に書かれた詩に目をやりながら、美味しい日本料理を食べ終わった。
帰宅後、早速インターネットである。「春は名のみの」だけで、詩の全容が分かった。以下インターネットから抜粋した。
早春賦
作詞:吉丸一昌(1873-1916)
作曲:中田 章(1886-1931)
春は名のみの風の寒さや
谷の鶯歌は思へど
時にあらずと声も立てず
氷解け去り葦は角(つの)ぐむ
さては時ぞと思うあやにく
今日もきのふも雪の空
春と聞かねば知らでありしを
聞けば急かるる胸の思いを
いかにせよとのこの頃か
この歌舞台となったのは長野県の安曇野。春の訪れを待ちわびる山国の人達の心が描かれています。云々・・・・といった解説あり。
この日は、和白ゴルフ場のメンバーだけの競技に参加したけど、天気予報通り、強くはないが、寒い風が吹いた中でのプレイとなった。
春は名のみの
風の寒さや
ゴルフプレイ
時にあらずと
くちびるふるわす
私なりにアレンジすると、こうなるが、もっとましな表現がないものか、何方かコメントで投稿頂ければ有り難い。