雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

荒れる 田んぼ

2007-04-05 22:24:46 | Weblog
広がる田んぼの中を通って
仕事に行っている。

もう13年目になるが、
通い始めた頃と比べて
田んぼが
ずいぶん 荒れてしまった。

初めは、
どの田んぼも
競い合って手入れされていた。

ガーガー音を立てて
機械が畑を耕す後から
白鷺、椋鳥、雀などが
虫を拾いながらついて行くのも
よく、見かけた。

耕された畑いっぱいに
鳥の鳴き声がして
いくら目を凝らしても
鳥が見えず
頭の中に ???????
ということもあった。

後から分かったのだが
声の主はヒバリで、
中空から声を降らしていたのだった。

田植えの準備は
早くから行われて
ほとんど一斉に水が入った。

何時の頃からか
草ぼうぼうで放置された田んぼが出現。
水は入るが、田植えされない田んぼが出現。
また、
コミュニティ農園に変わる田んぼも目立ってきた。


よく手入れされる田んぼも
それをするのは、
80代とみられるようなお年寄りばかり。

田植え時期には、若い勤め人の家族が
手伝う。

苗に対する知識が不足していたのか
違う品種が同じ田んぼに植えられてしまう。

実りの季節には
筋状に背の高さの違う稲が育ったりした。

素人目にも、
へ~、品種が違ったら
稲の高さが違うんだ!

年寄りが田んぼに出られなくなったら、
1枚の田んぼが均質に育たなくなる。
同じ品種なのに、背丈が凸凹。
草を取らないから
稲の中に草が丈高く育つ。

それでも、田植えが出来る間は
まだ いい。

荒れ果てた田んぼが
毎年毎年、増えている。


懸命に草取りし
毎日、田んぼを見ていた方が
今年は 見えない。

自分の田んぼの周りの草を
とても根気よく削り取っていた方が
今年は見えない。

その方の田んぼの1枚に
今年は
レンゲが一杯咲いた。      
また、実りの秋が来るよう祈ろう!




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