雀ばぁば

おしゃべり雀、孫7人

鶴瓶さんにかこつけて

2008-02-18 23:07:00 | Weblog
毎週、月曜日の夕食後、
義母は
「今日は、鶴瓶さんのテレビがあるよ」と
教えてくれる。

いつもなら、「ハイハイ、そうやね」
軽く返事。
見るときも、見ないときもある。

それを聞いて
夫が珍しく
私の母のことを
心配してくれた。
母も鶴瓶さんのテレビを
見ることを知っているから。


寂しいんだろう。
電話を毎日掛けてあげても
いいんじゃないか。

夫のこんな言葉ははじめて 


私は、
どちらかというと
電話は苦手。
話が続かない。

でも、今日は
すぐに電話した。

話題は、鶴瓶さん。

私も、あれは見るんよ!。
母の声は弾んでいる。
このあいだ、
私とケンカしたので
気にしていたらしい。



先日の里帰り時、
母の様子がかなりおかしかった。

まだ、
住まいのことで
弟を疑い、引きずっている。

春になったら
この家を出なければいけないと
思い込んでいる様子。

前にも何度も言ったでしょう!
大丈夫よ!
お母さん、すぐに忘れるんだからと言えば

ホントだろうか?
騙されているような気がする!

だったら、紙に書いてあげる!
「春になっても
 夏になっても
 秋になっても
 また、冬が来ても
 この家に居ていいんだから、
 心配しないで下さい。」
       A子

書いて手渡したら
一瞥しただけで
ポイッと脇に置いてしまった。

ムッとした私は
母と結構やり合ってしまった。

やって来た弟にも
例の紙を見せて
母の状況を説明。

弟は腹を立てるかと思ったが
冷静だった。

あんたも、ここへサインしたら!

おう、なんぼでも書くぞ!

私のサインの上に
M と、サイン。

それでも、母は プイッ!



ばあさんは、呆けとる! と、弟。

私は、呆けていない! と、母。

呆けた人は、自分は呆けていないと言うよ! と、私。

おしゃれだった母は今回、
髪は伸び放題、ボサボサ。

何となく、
嫌な哀しい気分で帰ってきたのだった。


妹ヒバリによると
例の紙には
さらに
ヒバリのサインも入って
金庫に納まっている由。


今日の電話の受け答えは
しっかりしたものだ。
所謂アルツハイマーではないと思う。
頭が錆び付いているのだ。

出来るだけ毎日、
電話しよう   ハァ~~~~~~



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