~ 夢の途中 ~

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四半世紀の時を超え・・・・

2013年07月31日 | 高校野球

続々と甲子園出場校が決まっていく。

※今日はすべて個人的な趣味なのでご勘弁を!

今大会一番の見所は29年ぶりの箕島高校、監督は尾藤強監督・・・そう、あの尾藤スマイルの尾藤公監督のご子息だ。

小学生の時、体中を震わせながら見た、箕島VS星稜と言うもはや伝説の域に達した試合の再現はあるのか?

或いは・・・ここに明徳が絡み星稜VS明徳と言う松井秀喜選手を伝説たらしめた再現があれば尚の事楽しみ。


もう一方の二世監督は・・・どうでもいい。学園の権力闘争、内々のゴタゴタ、監督解任劇はもはや暗黒時代の阪神みたいでカッコいいもんじゃない。

もちろん選手には関係ないコトなんで甲子園では頑張って欲しいが・・・・。


この夏、最も注目を集めてた奪三振マシンが出場しない。ドラ1候補の左腕が予選敗退した。無理もないだろう。5月から6月にかけて3週連続九州に遠征し招待試合、そして翌週はコッチ、来週はアッチとなりゃ~チームも含め個人も満足な調整は出来まいて。

特に打者の調整は難しかったでしょう。がっつり打ち込みたい時期なのに金曜の夜に出発、土日で3~4試合こなし・・・・とても正気の沙汰とは思えない。もはや商売道具とされ観客を集めてがっぽり入場料を徴収し収入を得る・・・もう興行だね。

確かに超高校級の選手やチームを見たい・・・が、行き過ぎたそれは選手の怪我や故障、あるいは調整不足となり予選敗退を招いた・・・・と思っていたら超高校級左腕に対しこんな記事が・・・それも何やら美談風に書いてある。

(記事抜粋)
(超高校級左腕投手)はまた、技術がプロレベルなら性格も図太い。ある取材で、出塁した際のリードが小さいことを聞かれると、「オレががんばって走らなくてもいい打球をバッターが打てばいいんじゃないですか?」と、すました顔で答えたという。こんな大物っぷりも大器を感じさせる。ファン、評論家を魅了してやまない松井は、プロの世界でどんな活躍を見せてくれるのか、期待は膨らむ。

なるほど!負けた理由が分かった。チームの中に一人でも走塁に対しこの程度の意識しか持ってない人間がいたら・・・そりゃ~日本一の激戦区なんだから負けるわな。現に負けた試合では走塁への意識の低さから得点機を逃し負けている。「頑張って走らなくても・・・」この言葉に大物っぷりや大器を感じたと言うレベルの人が取材した記事だから信憑性はあまりないだろうが・・・。


そして以前も書いたが気味が悪い。もちろん色んな意見があっていいと思う。色んな指導法があっていいと思う。が、個人的にはイヤだ。 ガッツポーズ禁止の「公立校の星」

たかだか18歳のガキンチョが自分の感情を抑えてどうする?嬉しけりゃ喜びを爆発させればいい。悔しければ思いっきり泣けばいい。

そんな経験を繰り返しながら少しずつ大人へ、社会へ対応していける人間へと成長して行くハズ。

その過程を吹っ飛ばして大丈夫なの? 自分をキチンと表現出来る大人になれるの?

打ったら思いっきりガッツポーズすればいい!負けたら思いっきり悔しがればいい。勝者が敗者にかける情けはいらない。それこそ精一杯戦い、立派に、潔く、敗れ去っていくチームに対して失礼だ。


結果に対し一喜一憂するのはどうなの? そんな意見もあるだろう。でも勝てば嬉しいのである。チームのために打てたヒットは最高だし、自分のミスで負ければ自分に腹立たしくなるし、チームに対し申し訳ない感情に支配され悔しいのである。

これから大人になるにつれ感情を爆発させる場面は少なくなっていくだろう。だからこそ、せめて最も青春を謳歌できると云う高校生のうちは自分の感情を素直に表現して欲しい。


最後に・・・・またあのおじいさんが大会寸評と称し「今年の甲子園で桐光学園の松井投手が見たかった」余計なことを言わないか心配だ。