~ 夢の途中 ~

強い?弱い?上手い?下手?そんなの関係ない!
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プライド×プライド

2013年07月10日 | 高校野球

佐賀のプライドを賭けた戦いが火花を散らした。

商業 対 学園と云う佐賀高校球界をリードしてきた両チームが初戦で激突。



佐賀商が初回、まだ落ち着かない学園守備陣を攻め立て2点先制。


追う佐賀学園も3回に長短打を集めすかさず追いつき互いに試合の主導権を渡さない。











試合が大きく動いたのが6回表。

佐賀商業のバント攻撃がジワジワと佐賀学園を追い詰めて行く。

四球、安打、バントヒットで一死満塁のチャンスを作ると、粘りに粘って打者が押し出しの四球をもぎ取り1点勝ち越すと、気落ちしたんだろうか・・・それまで踏ん張っていた学園左腕から右中間を鮮やかに破る3点タイムリースリーベースヒット!



ここで、あるプレーが・・・甲子園で関東一対横浜のようなプレーがあった。

1塁走者が2塁ベースを踏んでいないと学園のショートが猛烈にアピール。





審判団が協議するもアピールは認められず。

勿論スタンドから見てた限りでは分からない。が、(これは私個人の妄想です)あれだけしっかり抗議・アピールしたんだからショートは走者がベースを踏んでないのをはっきりと見たんではないだろうか?

これについては色んな意見があるだろうからこれは以上書きませんが・・・。


学園にとってそれ以上に痛かったのが4点勝ち越され「さぁこれから反撃だ!」って時に、3番・主将と云うチームの大黒柱が右膝に死球を喰らい退いてしまったことだろう。



何とか立ち上がるも1塁まで到達出来ず


チームメイトの肩を借りベンチに戻る。


次のイニングは足を引きずりながらポジションに付くが無情にも・・・限界だったんだろう、すぐに交代してしまった。


結局、佐賀の覇権争い、佐賀のプライドは商業が手中に収めた。

しかし、学園も素晴らしいチームでした。ショートが声をかけるタイミングの絶妙なこと。
キャッチャーはランナーが出ると丁寧にホームプレート周辺をならしワンバウンドに備える準備力。これは普段は出来てても、追いかける展開やピンチになれば『ふっ』と飛んでしまう選手が多い中、冷静に周りを観察し次のプレーに備えると云う落ち着いた良い捕手でした。

一方の佐賀商業・・・四球でもバットを丁寧に次打者に手渡し1塁に向かう姿が最高に印象的。

以前も書きましたが、強いとか弱い、上手いとか下手にあまり興味はない。

こう云った『当たり前のプレーを当たり前のように』出来るチームを応援したくなる。


夏は佐賀商なのか?

それとも、今日4点ビハインドの9回裏に一挙5点を奪い、鳥栖高校を逆転サヨナラで下して波に乗ってきそうな神埼清明なのか?

もし佐賀商業VS神埼清明の決勝ともなれば・・・・こりゃ~面白い!

昨秋、神埼清明を率い秋・九州大会に導き、今春から佐賀商に移った森田監督に『恩返しとなる男の意地』を神埼清明の選手たちが見せる・・・見てみたい!

いずれにしても今夏はもう観戦出来ない(平日はですけどね)。今年の夏は日焼けは少ないな!まぁ無邪気に太陽の下に出れるような年齢ではない事は確かなんだが。

ところで今日久留米球場に行かれた方はびっくりしたんではなかろうか?

「えっ?なんで?なんで長澤まさみが入場券売ってるんだ?」そう思われた方も多いだろう。

何を隠そう今日の球場補助員は私の娘だったりするのである。今日久留米球場に行かれた方は600円以上の幸せを味わえたであろう。


デジブック 『プライドVSプライド』