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2020年04月30日 | 高校野球

全国14万人の球児の夢消さない!夏の高校野球地方大会 無観客開催を検討(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース

第102回全国高校野球選手権(8月10日開幕予定、甲子園)各地方大会の「無観客開催」が検討されていることが27日、分かった。新型コロナウイル...

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日本の伝統的祭りが次々と延期・中止に追い込まれ、ついにはインターハイまでもが中止された。
そんな中、高野連は春の選抜に続き夏の選手権を無観客で開催出来ないか模索中との事。

この高野連の動き、そして判断が素晴らしい!
他の「高校生は中止なのに」、「高校野球は特別なのか」、「高野連は高校野球だけ特別と思っているのか」、「野球だけが部活じゃないし他の高校生の事を考えたら中止しかない」、「高校スポーツは教育の一環、つまり学業優先」etc。ネットには高校野球に対する罵詈雑言。

しかしこれらの批判に対する返答はたった一つ!
「はいっ!特別です。高校野球は特別なんです!」
野球ファンにとって野球や高校野球は特別な存在であり、自分が好きなスポーツが開催されるかどうかの瀬戸際、それを開催を希望し応援する事はそんなに悪い事なのか?
主催や後援する団体が高校球児の夢のためにギリギリまで開催出来る手段を探すのは悪い事なのか?
大会が開催されると信じ、ひたすら耐え忍んでいる現役球児が見たら「夢を諦めないのはそんなに悪い事なのか?」
そんな気持ちなるんではないだろうか。これはとても可哀そうだ。
これは野球だけではなくサッカーファンにはJリーグや高校サッカーは特別なものだろうし、ラグビーやバスケその他スポーツファンにとってはその競技は特別な存在なハズ。であれば野球ファンは夏の甲子園開催を望んでも責められる筋合いはない。

高校野球だが特別じゃない、インターハイは中止なのに高校野球だけ開催するのはおかしい、甲子園を夢みているように他の競技も目標や夢はある......そんな文句はその団体に言ってくれ。インターハイ中止を早々に決めた高体連に言うべきであり高校球児に敵意を向けないで欲しい。

そして極めつけな開催反対理由が「公立高校は練習自粛せざるを得ないのに私立はずーと練習してる、不平等だ」
なんだそりゃ?である。それは高校野球の本質が全く分かっていない薄っぺらい理由だ。
部の予算もない、専用のグラウンドもない、部員も少ない・・・そんな公立高校がそれ等全てが揃っている私立高校に挑戦する姿、実力以上の力を発揮し私立高校に立ち向かい勝ち進む姿を応援し、またそれらの公立高校を真正面から受け止め実力通りに叩きのめす私立高校の姿に熱狂するのが高校野球ファン。
10点以上の差をつけられても必死に1点を取りに行く姿に感動し、10点以上の差をつけても一切手を抜く事もなく得点を積みあげて行く姿に尊敬を覚え.....それが真の高校野球ファンである。

それに本当の平等を求めるのであれば「東北や北陸の雪深い地区の高校は冬場はグラウンドで練習出来ない。それに比べ温暖な地区の高校は1年中グラウンドで練習出来る、それは不平等だ。それらの地区の高校も12月から2月まではグラウンドで練習すべきではない。」そこまで言えるならば納得出来るがそんな声は聞いたことはない。

主催者の皆さんにはギリギリまで頑張って貰いたい。
開催に向け必死頑張っている姿を高校球児は見ています。
もし.....もし仮に中止になったとしても、ギリギリまで頑張って頂いた姿に感謝こそすれ「どうせ中止にするんだったらもっと早く言えよ!」そんな球児はいないでしょう。
彼らは指導者から「最後まで絶対にあきらめるな!」日々そういった指導を受けている。
いま......大人が最後まで諦めない姿を見せてくれている。
これからどんな判断が下されようともギリギリまで頑張ってくれる高野連に感謝です。

ちなみにもし夏の甲子園が中止になり、冬の高校サッカーやラグビー、駅伝と言った高校3年生が出場する全国大会が開催されるとすれば......

もうそれは「目標のスタートラインにすら立つ事を許されなかった高校球児の分まで頑張ってくれ!」そう全力で応援する。


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