~ 夢の途中 ~

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北から南から球音

2013年07月04日 | 高校野球

ここ福岡では「さあ!いよいよ!」そんな気持ちが高ぶるなか、いよいよ球児の夏がハジける季節がやってきた。

とは言え、もうすでに北から南から青空に打球音を響かせている。

歓喜のあまり雄叫びを上げ、まだまだ甲子園行きのキップを握りしめているチーム。

その道は閉ざされ3年分の涙を流し、すでに来春への甲子園に向け走り出しているチーム。

悲喜交々、色んなチームの色んな感情が交差する季節だ。



福岡でもアチコチで甲子園に向けた情報が飛び交う。福岡のあのシードのパートは激戦だよね・・・比較的このパートは楽かな?・・・と。

それこそ2ちゃんねるや各種HPや個人のブログに至るまで雨後の筍だ。


となればB型特有の天邪鬼気質を持ち合わせている私・・・「おいおい待てよ!高校野球は硬式だけなのか?軟式もあるんだぜ!同じ高校球児だろ!」となるのはある意味必然か。(この時期は毎年同じ事を書いてる気がするし、甲子園予選は福岡だけでなく、佐賀まで見に行ったりしちゃったり・・・)


さぁ、いよいよ第58回 全国高等学校軟式野球大会が開幕する。

これも毎年書いてるが、高校軟式野球の全国大会は1県1代表ではない。福岡県を制し北部九州大会(福岡・佐賀・長崎・大分)で優勝したチームのみ(つまり南・北・九州で2代表)、これも甲子園球場の近く、軟式高校野球の聖地・明石トーカロ球場に進めるのである。

このハードルの高さ、九州でたった2校にしか全国大会行きの切符が渡されない、九州弁で言えば、トーカロ球場まで「とーかろ?」ってなモンだ。(これは去年も書いた気がする)

それはさておき全国高等学校軟式福岡大会は7月20日、小郡市民球場で幕を開ける。



このA・Bパート優勝チームが8月2日より長崎県五島市で開催される『北部九州大会』に駒を進める。


福岡大会の展望は・・・(と言っても、今年は4月に行われた、第41回九州地区高等学校軟式野球九州大会・福岡予選しか見てないんで各チーム力が分かりませんが)

春に続き、夏も「STOP・THE 福大大濠」はどこか?だと思っていた。現に昨夏は北部九州代表として全国でも通用する力を見せた。

初戦の富山第一(北信越代表)を3-1で破ると、続く2回戦では近畿代表の比叡山高校を1-0と云う、もっとも軟式野球らしいスコアで勝ち上がり準決勝へ進出した。その準決勝では優勝した中京高校に1-2で破れはしたものの充分すぎる存在感を残した。

そしてその秋に行われた『ぎふ清流国体』では中京高校と再び激突。4-0で見事リベンジを果たした。

勢いそのままに、新チームになってからも春の九州大会福岡予選を制し九州大会に出場。

奈留高校(長崎)、鹿児島工業を破り決勝進出。決勝では文徳高校(熊本)に1-2で破れたものの九州地区2位と福岡では群を抜いた戦績。

こりゃ~今年も福大大濠の勢いは止まんないな!福大大濠の力は本物だな! そう思った矢先・・・そこはやはり高校生、慢心や油断があったのかも知れないし、他の高校が目標を「打倒!福大大濠」一点に向け実力を伸ばしてきたのかも知れない。

福岡春季大会でそれは起きた。もちろん高校生同士の戦いに・・・懸命に戦ってる選手達に対し「順当に勝ち上がれば」、「番狂わせが起きた」、「足元をすくわれた」、そんな失礼すぎる言葉は使わない。

使わないし使いたくないが、準決勝で糸島農業と対戦。前半3-0と云う軟式野球ではある意味、セーフティーリードとも言える点差を追いつかれ、延長15回の末、大会規定の抽選になったとは言え敗れてしまった。

追いつかれ延長でも引き離せず結果抽選敗け。後を引きそうな敗戦となった。

もし、福大大濠が一回戦の久留米大附設高校に勝てば、その両校は二回戦で激突する。

福大大濠が立て直しリベンジ出来るのか?あるいは糸島農業が返り討ちするのか?

さぁ!今年の夏は小郡球場に行こう!

何がどうしてどうなったのか知らないが、同じ球場を使用するのに硬式野球の入場料は600円、軟式野球は入場無料(のハズ)。

どうして?球場使用料は一緒のはずだし、審判料も同じはずだ。・・・いや、深く考えて予想するのはよそう。



硬式野球では見られない、初回から勝負をかけてるような超攻撃的な守備位置。

えーー?なんで外野手があんなポジショニングなの?そんな1点取られたら敗けと言うようなプレッシャーが内外野守備陣を襲う軟式野球。

色んな楽しみが軟式野球にはありますよ!さぁ今年の夏は「かきごおり」を「おごおり」で「おごります」ので「おごおり」球場へ!(このクオリティーの低さは蒸し暑さのせいであり、決して才能の枯渇ではない)

そんな暑苦しい夏はすぐそこだっ!