~ 夢の途中 ~

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いろあせないもの

2012年08月16日 | せつない話

遡ること30年、ある別れが一つの友情を切り裂いた。


家庭の事情により転校を余儀なくされた少年とその友達の物語が....ある意味私の涙を誘った。


転校していった少年はやがて少年野球で活躍し久留米商業に進学した。

残された友も野球を続け南筑高校の野球部主将として青春を謳歌した。

小学3年生から交わることがなかった彼等の時間、そんな彼等の時間が30年の時を越えて.....再び交差した。

残していった友情と残された友情、そんな感動の場面に立ち会えた自分も幸せな時間を過ごせた。


30年前、離ればなれになる友に....転校して行った少年が送った手紙。

なんとその手紙を受け取った少年が大切に残していた。30年もだ!

それがこの写真である。


小学3年生にしては恐ろしく汚い字だ。恐らくまともに勉強・・・いや、今日はあえてそこには触れまい。

・・・・右が久商OB、左が南筑OBとライバル校に進んだ二人、30年の時を経た手紙が二人の友情を再び紡いだ瞬間だ。

昔話に花を咲かせた二人。30年の時を超えた二人の友情が・・・・友情が・・・・わずか2時間後にはこのザマである。








たった2時間前までは友情の手紙だったんだが・・・・友情なんてオヤジのスケベ心の前ではあまりにも無力だった。


普段は冷静な久商の後輩もこのザマだ。



と思ったら・・・・どこで聞い付けたんだろうか?こんな先輩も乱入



灼熱の真夏の夜に中枢神経まで犯されて・・・


         



最後は先輩の歌で集合写真だ。





楽しい夜だった。本当はもっとヒドイ写真もあるが彼等の家庭平和のためにお見せ出来ないのがザンネンだ。しかし弱みは握った。戦いにおいて相手の弱点を見逃すほど私は愚か者ではない。

公開されたくなければもう一度私に焼き鳥を奢るべきだろう。

勿論、私はこの日の写真には写っていない。

何故なら証拠を残すほど愚かな男ではないからだ。

男の決断

2012年08月16日 | プロ野球

ソフバ・小久保選手が今期限りで引退へ。



衝撃的なニュースが飛び込んできた。もし、これが昨年の今頃であれば「えーーなんで? まだやれるよ! 引退はまだ早いよ!」そう思ってただろう。

しかし今の心境は「やっと辞めてくれるか!」.....である。


この心境の変化は昨年のアジアシリーズからだ。

記憶にも新しい3.11大震災から復興を目指しスタートしたNPBはペナント、交流戦、日本シリーズと完全優勝を決めたソフバ。

中日との対戦となった日本シリーズは4勝3敗の接戦、森福の奇跡の11球も生まれた素晴しいシリーズだった。

中でもキャプテン・小久保選手は.320の打率を残しMVPを獲得、まさにキャプテンらしくチームメイトを鼓舞する姿は本氣でカッコよかった。


が・・・その直後、台湾で開催された第5回アジアシリーズを欠場しやがった。理由はある。首のヘルニアだろう。

しかしキャプテンたる者「オレはケガで試合に出れない。だけどベンチから精一杯の声で後押しするからアジアチャンピオンを獲ろう」そう言って選手を送り出すべき立場の人間が開催地である台湾にも行ってない。

そして、仲間が戦っている時に彼がやってた事はと言うと『小久保 裕紀杯 少年野球大会』に主賓として参加していた。

あまりにもアジアシリーズをバカにしている。明らかにアジアシリーズを下に見ている。

もちろん主力選手を欠場させたのはこのソフバだけではない。

第1回のロッテ以外、ハム、中日、西武と主力を欠場させている。しかしそれでも“たまたま”日本勢の4連覇で終わっている。

NPBに将来のビジョンはあるんだろうか?

WBCには参加しない。アジアシリーズは手落ちで出場する。かつてメジャーのチャンピオンチームが来日していた時期も、「1.5軍だ!いや2軍だ!」とブーたれてたくせに全く同じことを自分達がしている。

確かに今のアジアシリーズはマイナーな大会だろう。でも大事なのは「一流の大会だから一流の選手が出るのではなく、一流の選手が出るから一流の大会に育っていくのである。」....ザンネンな選手に成り下がった小久保選手である。


だからと言って小久保選手の全部を否定はしない。

現在のソフバを、パのお荷物球団と言われ続けたソフバを常勝球団に育て上げたのは間違いなく『王監督ー小久保選手』だ。

球界を代表する打者となっても一番最初に球場入りし、一番最後まで残って練習する姿を見て、松中・井口・城島・川が育っていった。

彼はプレーでも、人を育てると云う面でも一流の選手で尊敬すらしていた。だからこそ余計ザンネンな気持ちになった。


なにわともあれ小久保選手「お疲れ様でした!」

そう遠くない将来、またソフバのユニを着られるでしょう。活きのいい若手育成を期待してます。