遡ること30年、ある別れが一つの友情を切り裂いた。
家庭の事情により転校を余儀なくされた少年とその友達の物語が....ある意味私の涙を誘った。
転校していった少年はやがて少年野球で活躍し久留米商業に進学した。
残された友も野球を続け南筑高校の野球部主将として青春を謳歌した。
小学3年生から交わることがなかった彼等の時間、そんな彼等の時間が30年の時を越えて.....再び交差した。
残していった友情と残された友情、そんな感動の場面に立ち会えた自分も幸せな時間を過ごせた。
30年前、離ればなれになる友に....転校して行った少年が送った手紙。
なんとその手紙を受け取った少年が大切に残していた。30年もだ!
それがこの写真である。
小学3年生にしては恐ろしく汚い字だ。恐らくまともに勉強・・・いや、今日はあえてそこには触れまい。
・・・・右が久商OB、左が南筑OBとライバル校に進んだ二人、30年の時を経た手紙が二人の友情を再び紡いだ瞬間だ。
昔話に花を咲かせた二人。30年の時を超えた二人の友情が・・・・友情が・・・・わずか2時間後にはこのザマである。
たった2時間前までは友情の手紙だったんだが・・・・友情なんてオヤジのスケベ心の前ではあまりにも無力だった。
普段は冷静な久商の後輩もこのザマだ。
と思ったら・・・・どこで聞い付けたんだろうか?こんな先輩も乱入
灼熱の真夏の夜に中枢神経まで犯されて・・・
最後は先輩の歌で集合写真だ。
楽しい夜だった。本当はもっとヒドイ写真もあるが彼等の家庭平和のためにお見せ出来ないのがザンネンだ。しかし弱みは握った。戦いにおいて相手の弱点を見逃すほど私は愚か者ではない。
公開されたくなければもう一度私に焼き鳥を奢るべきだろう。
勿論、私はこの日の写真には写っていない。
何故なら証拠を残すほど愚かな男ではないからだ。