ソフバ・小久保選手が今期限りで引退へ。
衝撃的なニュースが飛び込んできた。もし、これが昨年の今頃であれば「えーーなんで? まだやれるよ! 引退はまだ早いよ!」そう思ってただろう。
しかし今の心境は「やっと辞めてくれるか!」.....である。
この心境の変化は昨年のアジアシリーズからだ。
記憶にも新しい3.11大震災から復興を目指しスタートしたNPBはペナント、交流戦、日本シリーズと完全優勝を決めたソフバ。
中日との対戦となった日本シリーズは4勝3敗の接戦、森福の奇跡の11球も生まれた素晴しいシリーズだった。
中でもキャプテン・小久保選手は.320の打率を残しMVPを獲得、まさにキャプテンらしくチームメイトを鼓舞する姿は本氣でカッコよかった。
が・・・その直後、台湾で開催された第5回アジアシリーズを欠場しやがった。理由はある。首のヘルニアだろう。
しかしキャプテンたる者「オレはケガで試合に出れない。だけどベンチから精一杯の声で後押しするからアジアチャンピオンを獲ろう」そう言って選手を送り出すべき立場の人間が開催地である台湾にも行ってない。
そして、仲間が戦っている時に彼がやってた事はと言うと『小久保 裕紀杯 少年野球大会』に主賓として参加していた。
あまりにもアジアシリーズをバカにしている。明らかにアジアシリーズを下に見ている。
もちろん主力選手を欠場させたのはこのソフバだけではない。
第1回のロッテ以外、ハム、中日、西武と主力を欠場させている。しかしそれでも“たまたま”日本勢の4連覇で終わっている。
NPBに将来のビジョンはあるんだろうか?
WBCには参加しない。アジアシリーズは手落ちで出場する。かつてメジャーのチャンピオンチームが来日していた時期も、「1.5軍だ!いや2軍だ!」とブーたれてたくせに全く同じことを自分達がしている。
確かに今のアジアシリーズはマイナーな大会だろう。でも大事なのは「一流の大会だから一流の選手が出るのではなく、一流の選手が出るから一流の大会に育っていくのである。」....ザンネンな選手に成り下がった小久保選手である。
だからと言って小久保選手の全部を否定はしない。
現在のソフバを、パのお荷物球団と言われ続けたソフバを常勝球団に育て上げたのは間違いなく『王監督ー小久保選手』だ。
球界を代表する打者となっても一番最初に球場入りし、一番最後まで残って練習する姿を見て、松中・井口・城島・川が育っていった。
彼はプレーでも、人を育てると云う面でも一流の選手で尊敬すらしていた。だからこそ余計ザンネンな気持ちになった。
なにわともあれ小久保選手「お疲れ様でした!」
そう遠くない将来、またソフバのユニを着られるでしょう。活きのいい若手育成を期待してます。
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