桜舞う4月.....
風薫る5月.....
雨に打たれ、艶やかなあじさい咲く6月....
そんな6月にはもう一つ『6月の花嫁は幸せになれる』となんの科学的根拠もなく信じ込ませてしまう『ジューンブライド』なる言葉もある。
国家機密研究機関には各月結婚・離婚率の正式データで検証結果を提出してもらいたいぐらいだ。
そんな6月9日(土)・・・・上司の娘さんの結婚式だ。
もちろん私ごときが出席するワケもない。ご祝儀代もない。人の幸せな笑顔など見たくもない。ましてや上司の感涙など見たくもない。
そんな『ないない』づくしの私・・・「はぁ~~。あっと言う間やったバイ。」最近、上司の実感こもったため息をよく聞くようになった。
「ついこの間まで一緒にお風呂に入ってたかと思ってたんだよ。 ほんのチョット前だったんだよ、小学生の頃は一緒にバレーボールして汗を流してたと思っていたのに・・・。」
・・・・・上司のほんのチョット前がいつかは知らない。知らないが娘さんはもう30歳である。もう十分な適齢期だ。
「君も娘さんがいるだろ!今のうちにいっぱい思い出作っとかないと、バカみたいなボンクラ男に持っていかれるぞ!ムカツクぞ~!」日本全国の娘さんを持つオヤジの共通の心の叫びだろう。無論、自分の事は棚に上げといて....だ。
「いやいや。うちは娘を大事にしてますし、娘の幸せを第一に考えますよ!」もちろん、その考え...そこにはいろんな打算がある。
やはり老後の面倒を見てもらうのは実の娘がいいに決まっている。なにせ息子の嫁って言っても所詮は他人なんである。
やはり他人に私のオムツは変えさせたくないし、「アンタのお爺ちゃんいつまで生きてるつもりなの?」な~んて言われてしまったりでもしたら「意地でも生き続けてやるっ!」となってしまうのは明々白々であるからだ。
出来ればこんな親娘関係3本立てを・・・・・。