読み終えた。
面白い! こういったブログで、本の内容を書いてはイケナイだろうから書かないが、こんな感じの先生です。
選抜大会で和歌山・向陽高校に敗退したあと「21世紀枠で出てきた学校に負けて末代までの恥。腹を切りたい。死にたいですね」この発言が物議を醸し出し監督辞任まで追いやられた野々村元監督。
私も当時は「なんだこの監督は 負けたクセになに言ってやがるんだ 対戦相手に対しての尊敬心もない。なんて礼を逸した監督なんだ!」などと思っていたが...。
読み終えたら・・・・アツい先生であり情熱が爆発してる監督さんだと・・・。
彼みたいな先生に出逢えた生徒・部員はある意味、「幸せだったんだな~」と実感させられた一冊となりました。
まさに『周りの環境が人を作る』ですね。
周りの大人が明るいと子供も明るくなり、周りが元気だと子供達も元気になれる。
一所懸命な大人が周りにいると、子供も自然と懸命に取り組んでいく。
そういえば学童大会の県大会に出場してる選手達は皆元気だ。
とにかく挨拶の声がデカイ!それはもう監督の挨拶が、周りの保護者の方々の挨拶が....声がデカイからだろう! だから勝手に子供達の挨拶もデカい声で・・・それはもう挨拶された人間を気持ちよくさせてくれる挨拶だった。
結果主義じゃないけども『当たり前の事を当たり前にやる』これが結果を残すチームとそうでないチームとの差となって表れてるのかな?と。
逆に叱責・罵倒され心を傷つけられて育った子供は、簡単に人の心を傷つけるようになる。
簡単に諦めたり逃げ出したりの姿を見せられた子供はやがてそうなる。
悪口やマイナス思考の大人に囲まれて育った子供は、やはりそんな人間に育っていくんでしょう。
野々村元監督の本を読ませて頂き、『子供を変えるのは簡単なこと』と気付かせてもらった。
簡単なんである。それは『大人が変わればいい』・・・だけだ!
講演会や各種マスコミで取り上げられるのは、むしろ「当たり前だよね!」と思える一冊でした。
・・・・・が、大絶賛されてる野々村元監督。著書など読めば彼の人柄に惹かれるのは間違いないだろう。
しかし、そう思えるのは講演会や著書で彼の人柄を理解できた人だけでは?
実際に発言を受けた向陽高校野球部関係者の声を聞いてみたい。
まぁ、批判する発言が、「今でもムカついてる。とんでもない監督だ!」こんな声があったとしてもマスコミは取り上げないでしょうが。。。
それにしても大袈裟にいえば、『生き方』を教えてくれる一冊となりました。