こころの健康
~うつ病について~
岐阜県精神保健福祉センター
丹羽伸也氏
精神疾患の現状
精神疾患は近年その患者数が急増しており、平成20年には
320万人を超える水準となっています。
我が国の調査結果では・・・
国民の4人に1人(25%)が生涯でうつ病等の気分障害、不安障害及び
物質関連障害のいずれかを経験していることが明らかとなっています。
精神疾患について
支援者について
原因など・・・
ここでは書ききれないほど多くのお話を聞かせて頂きました。
自覚症状(ここ2週間ほど)
こんなことが続いていませんか?
①悲しい 憂鬱な気分 沈んだ気分
②何事にも興味がわかず、楽しくない
③疲れやすく元気がない、だるい
④気力、意欲、集中力の低下を自覚する(おっくう)
⑤寝つきが悪くて、朝早く目が覚める
⑥食欲がなくなる
⑦人に会いたくなくなる
⑧夕方より朝方の方が気分、体調が悪い
⑨心配事が頭から離れず、考えが堂々巡りする
⑩失敗や悲しみ、失望から立ち直れない
⑪自分を責め、自分は価値がないと感じる
以上のような項目がいくつも当てはまるようでしたらストレスが高い状態
あるいは心の健康が損なわれている可能性が疑われます。
診断は、自覚症状と他覚症状、症状の持続期間を総合してなされるものであり
今回挙げた項目が多数当てはまるからと言って
一概にこころの病であると診断されるとは限らないことを付け加えておきます。
診断と治療については早期に専門医を受診することをお勧めします。
そして、うつ病患者さんへの対応として7つの項目をあげさせて頂きます
①うつ病であることの理解(本人、家族)
「治る」病気であること、しかし「再発」する可能性もあるということ
「病気」であって「なまけ」ではないということ
②十分な心身の休養が必要
③適切な薬物療法、精神療法が有効
【薬の副作用と効用について説明し、服薬をすすめる】
④無理に励まさない 安易に励まさない
⑤療養中は「人生の決断」(退職・転職・離婚など)をしない
⑥自己破産的な行動(自殺)をしないことを約束させる
⑦治るまでに約3か月はかかる
治療病状に一進一退がある
良くなったり 悪くなったりしながら徐々に回復する
このことをしっかりと胸に・・・
最後はグループで話をしてもらいました
止まない雨はない・・・
明けない夜はない・・・
みなさまのこころが健康でありますように
次回のほっこり広場は
3月20日(木)
10:15~12:00 いきいき筋トレ
~楽しく若々しく健康づくりしませんか~
13:00~15:00 ほっこりタイム
折り紙 編み物 囲碁 将棋など・・・
おまちしております