ドヴォルザーク
交響曲第9番「新世界より」
指揮…マッケラス
演奏…ロンドンフィル
好み度…4.5(5点満点)
情緒豊かな郷土色とか、吼える金管とか、分厚い弦とか、絢爛な華やかさとか、そういった響きではない。
少しゆっくりめのテンポで、意表を突くこともなく、落ち着いた中に繊細な美しさがたたずむような響きである。
例えばボヘミアの大地とか民族でなく、ボヘミアンガラスの、どっしり重みのある中に透明感と素朴な繊細さを見るような、そんな印象の響きであり、曲名が「新世界へ」でなく「新世界より」であることをふと思わせるような、ちょっとどことなくしんみりした香りを感じるようでもある。
録音もよく、にごりのない音で各楽器よく響いてもいて、落ち着きながらもしっかりした音をつくり、しっかり決めるところは決めながら、繊細な情と美しさが香るような、マッケラスってとてもしっかりした、表層的でない美しさを感じさせる音楽をつくる指揮者なんだな、と感じたりもする、ちょっと新鮮味も感じる自然で美しい新世界のように思う。
交響曲第9番「新世界より」
指揮…マッケラス
演奏…ロンドンフィル
好み度…4.5(5点満点)
情緒豊かな郷土色とか、吼える金管とか、分厚い弦とか、絢爛な華やかさとか、そういった響きではない。
少しゆっくりめのテンポで、意表を突くこともなく、落ち着いた中に繊細な美しさがたたずむような響きである。
例えばボヘミアの大地とか民族でなく、ボヘミアンガラスの、どっしり重みのある中に透明感と素朴な繊細さを見るような、そんな印象の響きであり、曲名が「新世界へ」でなく「新世界より」であることをふと思わせるような、ちょっとどことなくしんみりした香りを感じるようでもある。
録音もよく、にごりのない音で各楽器よく響いてもいて、落ち着きながらもしっかりした音をつくり、しっかり決めるところは決めながら、繊細な情と美しさが香るような、マッケラスってとてもしっかりした、表層的でない美しさを感じさせる音楽をつくる指揮者なんだな、と感じたりもする、ちょっと新鮮味も感じる自然で美しい新世界のように思う。
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