ベートーヴェン
交響曲第3番「英雄」
指揮…イッセルシュテット
演奏…ウィーンフィル
好み度…4.5(5点満点)
歯切れのよい2音に始まり、ちょっと速めのテンポでスケール感とかよりは快活な小気味よい力感を感じさせる第1楽章。イッセルとのウィーンフィルは機能性のよさと明るい艶に満ちた快活な響きを感じさせる。古風な気品というか、そんな軽妙さも感じさせるところがあるかもしれない。のびのびと、決め所はしっかり決めてのメリハリの効いた起伏も心地よく、指揮者もオケもさすがと思わせるが偉ぶることなく、よい音楽を聴いているなぁ、と自然と感じられるようで、イッセルシュテットが巨匠でなく名指揮者とか名匠とか呼ばれるのがよい意味で頷けるような気がするようである。
第2楽章は特に「葬送」を強調することはないがウィーンフィルの美しい弦が特有の雰囲気をつくるようである。
第3楽章も歯切れのよい快活さに乗った美音が心地よく、終楽章に入って快活爽快な導入に続き弱音部でのウィーンフィルの美音がまた心地よいし、その後もそれまでの楽章にも増して響きは透明感を伴うような美しさと活力を増し、よい音楽だなぁ、とまた改めて思う。HMCDとかいう高音質を謳っている盤で聴いたのでそれもよいように作用しているのかもしれない(それだって元がよいから高音質が活きるのであり)。
溌剌とした活力と美音に彩られた真摯な快演ですね。
交響曲第3番「英雄」
指揮…イッセルシュテット
演奏…ウィーンフィル
好み度…4.5(5点満点)
歯切れのよい2音に始まり、ちょっと速めのテンポでスケール感とかよりは快活な小気味よい力感を感じさせる第1楽章。イッセルとのウィーンフィルは機能性のよさと明るい艶に満ちた快活な響きを感じさせる。古風な気品というか、そんな軽妙さも感じさせるところがあるかもしれない。のびのびと、決め所はしっかり決めてのメリハリの効いた起伏も心地よく、指揮者もオケもさすがと思わせるが偉ぶることなく、よい音楽を聴いているなぁ、と自然と感じられるようで、イッセルシュテットが巨匠でなく名指揮者とか名匠とか呼ばれるのがよい意味で頷けるような気がするようである。
第2楽章は特に「葬送」を強調することはないがウィーンフィルの美しい弦が特有の雰囲気をつくるようである。
第3楽章も歯切れのよい快活さに乗った美音が心地よく、終楽章に入って快活爽快な導入に続き弱音部でのウィーンフィルの美音がまた心地よいし、その後もそれまでの楽章にも増して響きは透明感を伴うような美しさと活力を増し、よい音楽だなぁ、とまた改めて思う。HMCDとかいう高音質を謳っている盤で聴いたのでそれもよいように作用しているのかもしれない(それだって元がよいから高音質が活きるのであり)。
溌剌とした活力と美音に彩られた真摯な快演ですね。