ブラームス
ピアノ協奏曲第1番
ピアノ…モラヴェッツ
指揮…ビエロフラーヴェク
演奏…チェコフィル
好み度…5(5点満点)
あの重かったり勇ましかったりする前奏からして渋い味わい漂うような、もうビエロの世界である。
渋いといってもしおれてたり干からびたというのではなく、出る音はしっかり出て、艶と緊張感を湛えた味わいである。
この前奏を聴いて美しいと思うこともあんまりないように思うが、この前奏はちょっと哀すら漂うようで美しい。
続くピアノがまたしっかりした力強さをベースに透明感と情に満ちた音色で、スッと浮いてくる音もまた美しい。
無機的でなく、繊細とかでなく、自然でおおらかで血の通った情があって美しい。
2番ではちょっと合わなかったけど、これはいい。
そんなオケとピアノが一緒になって、息も合って美しく融合し、名サポートとはこのような演奏だろう、ピアノを前に感じさせながら、オケも決して脇役でなく、控えめなのにこの演奏の美しい雰囲気に決定的な影響を与えている。
壊れやすいくらいに繊細だけどどっしり重く、カッティングによって様々な美しい色合いを見せるガラスの花瓶を連想させるようである。
ピアノ協奏曲第1番
ピアノ…モラヴェッツ
指揮…ビエロフラーヴェク
演奏…チェコフィル
好み度…5(5点満点)
あの重かったり勇ましかったりする前奏からして渋い味わい漂うような、もうビエロの世界である。
渋いといってもしおれてたり干からびたというのではなく、出る音はしっかり出て、艶と緊張感を湛えた味わいである。
この前奏を聴いて美しいと思うこともあんまりないように思うが、この前奏はちょっと哀すら漂うようで美しい。
続くピアノがまたしっかりした力強さをベースに透明感と情に満ちた音色で、スッと浮いてくる音もまた美しい。
無機的でなく、繊細とかでなく、自然でおおらかで血の通った情があって美しい。
2番ではちょっと合わなかったけど、これはいい。
そんなオケとピアノが一緒になって、息も合って美しく融合し、名サポートとはこのような演奏だろう、ピアノを前に感じさせながら、オケも決して脇役でなく、控えめなのにこの演奏の美しい雰囲気に決定的な影響を与えている。
壊れやすいくらいに繊細だけどどっしり重く、カッティングによって様々な美しい色合いを見せるガラスの花瓶を連想させるようである。
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