サン=サーンス
交響曲第3番「オルガン付き」
オルガン…エザンベール
指揮…プラッソン
演奏…トゥールーズ・カピトール国立管
好み度…5(5点満点)
美しく豊かな残響に絢爛な響き、小手先の華美でなく、美しく強く伸びやかに、特に騒ぎ立てないが第1楽章でも盛り上げるところは豪快にしっかり盛り上げて、フランス音楽らしい明るい妖艶さと絢爛さも感じさせて見事。
第2楽章は奥行きのある弦がこれまた美しく、オルガンも美しくちゃんと聴こえて、何とも美しい。
終楽章はオルガンの音色にほんの少し濁りのようなものが感じられる気もしないではないが、そのオルガンも含めて全ての楽器が伸びやかな力強さを持って美しい残響を伴ってスケール感も感じさせながら気持ちよく響きわたり、最後まで急ぐことなく旋律ものびやかに謳われ、〆への追い込みは華やかな熱も帯びて、全編この曲らしくこの曲を満喫する思いである。あまり聞かない指揮者と楽団だったが、好みの演奏はどこにあるかわからない、と思わせる、これは聴いてよかった、の名盤。
交響曲第3番「オルガン付き」
オルガン…エザンベール
指揮…プラッソン
演奏…トゥールーズ・カピトール国立管
好み度…5(5点満点)
美しく豊かな残響に絢爛な響き、小手先の華美でなく、美しく強く伸びやかに、特に騒ぎ立てないが第1楽章でも盛り上げるところは豪快にしっかり盛り上げて、フランス音楽らしい明るい妖艶さと絢爛さも感じさせて見事。
第2楽章は奥行きのある弦がこれまた美しく、オルガンも美しくちゃんと聴こえて、何とも美しい。
終楽章はオルガンの音色にほんの少し濁りのようなものが感じられる気もしないではないが、そのオルガンも含めて全ての楽器が伸びやかな力強さを持って美しい残響を伴ってスケール感も感じさせながら気持ちよく響きわたり、最後まで急ぐことなく旋律ものびやかに謳われ、〆への追い込みは華やかな熱も帯びて、全編この曲らしくこの曲を満喫する思いである。あまり聞かない指揮者と楽団だったが、好みの演奏はどこにあるかわからない、と思わせる、これは聴いてよかった、の名盤。