ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ…キーシン
指揮…ゲルギエフ
演奏…ロンドン響
好み度…5(5点満点)
冒頭から雰囲気を湛えて引き込まれる。
オケもピアノも情感豊かにスケール感を感じさせる。
叙情部のピアノは1音1音美しく、第1楽章中間の強奏部ではオケもピアノもゆっくり踏みしめるような強さを持ち、その後のピアノと沈んだ美しさの弦との協奏も美しい。
第2楽章も終楽章も、瑞々しくも心地よい広がりと情感を感じさせて美しい。
第2楽章は温かみのある情感とかいうよりは、むしろ夢の中あるいは幻想的であり、
終楽章もほどよい厚さと強さの中にたっぷりの叙情性を感じさせて美しい。
ネットでの記述などによればキーシン16歳、ゲルもどちらかといえば売出し中といった時期の録音のようであるが、
ピアノもオケもこの曲によく合ったスケール感と力感と、重さはあまり感じないが少しのほの暗さを湛えて美しく、
3番に比べると個性の出にくい2番にあって、幻想的なスケールを湛えたラフマニらしい情感を感じさせる、ありがちではない演奏であり、私にとっては結構な名盤。
ピアノ協奏曲第2番
ピアノ…キーシン
指揮…ゲルギエフ
演奏…ロンドン響
好み度…5(5点満点)
冒頭から雰囲気を湛えて引き込まれる。
オケもピアノも情感豊かにスケール感を感じさせる。
叙情部のピアノは1音1音美しく、第1楽章中間の強奏部ではオケもピアノもゆっくり踏みしめるような強さを持ち、その後のピアノと沈んだ美しさの弦との協奏も美しい。
第2楽章も終楽章も、瑞々しくも心地よい広がりと情感を感じさせて美しい。
第2楽章は温かみのある情感とかいうよりは、むしろ夢の中あるいは幻想的であり、
終楽章もほどよい厚さと強さの中にたっぷりの叙情性を感じさせて美しい。
ネットでの記述などによればキーシン16歳、ゲルもどちらかといえば売出し中といった時期の録音のようであるが、
ピアノもオケもこの曲によく合ったスケール感と力感と、重さはあまり感じないが少しのほの暗さを湛えて美しく、
3番に比べると個性の出にくい2番にあって、幻想的なスケールを湛えたラフマニらしい情感を感じさせる、ありがちではない演奏であり、私にとっては結構な名盤。