私は歯も悪い。
先日、前歯を抜きました。
で、いろいろな歯がボロボロなもんで、大仰なブリッジを。
すると、ちゃんとしゃべれないのよ。
口腔内の金属バーに舌が当たり、まさに舌足らずな状態に。
仕事にも差し障るのである。
シューシュー声が漏れて、お前はダースベーダーか、と。
何か情けないんだよねえ。
で、奥さんに話すと、「普通、そんなにならないよ。
歯医者さんで調整してもらいなさいよ」とのお言葉。
私は人のやることに異議を唱えないタイプなので、
歯医者のシゴトに疑問も持たなかったのだが、「そうか、そうか」と。
翌日、行きつけの歯医者さんでお願いしました。
「うまくしゃべれないんです。何とかなりま…」
その言葉をさえぎるように、返ってきたのがこれ。
「何ともなりません」。しかも薄ら笑い。
あたしゃ、キレました。
日ごろ、ひとさまに異議を唱えることのない私ですが(笑)。
診察台でむっくり起き上がり、いろいろとご意見。
10年近く通い、ふだん聞き分けのよい患者がいきなり吠え始める…
しかも何を言っても論破される。
「保険が利くようにうまくやりますから」と懐柔しても、
「このうえ不正をするのか」と追い込みをかけてくる…
悪夢のような時間だったでしょう。
ただ一方で、私も困ってました。
だって、診察台に横座り。
そして、ヘンなよだれかけみたいなのを下げてます。
人を説教するような姿じゃありません。
すみません、申し訳ないとするセンセイですが、
この後、治療中に意地悪されても困るしなあ。
ってことで、「もうここには来ないから」って告げて、帰りました。
で、終始、よぎったのは「クレーマー」という文言。
あたしゃ、変わり者の側面はありますが、クレーマーではないはず。
とはいえ、端から見たら変わらないかしら?
とゆーことで、今もうまくしゃべれません。
スースーします。
先ほど、別件で追い込みの電話を掛けたのですが、
ガンガン行きにくいので、入れ歯を外しました(笑)
短気は損気。
今さらにして知る人生の真理です。