HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

E46と私

2005-08-06 01:13:40 | 

我が家の愛車はBMW330iカブリオレ。

お金持ちがセカンドカーとして所有するタイプの車だが、DVC00021

残念ながら我が家ではファーストカー。

チビは無駄に屋根が開くのを喜んでくれているが、

奥さんはその狭さや乗り降りのしにくさにおかんむりである。

まあ、それも当然だ。

わざわざ4ドアから2ドアに乗り換えたのだから。

それも同じBMW、同じE46という型式。

「屋根が開くと愉快なはずだ」との理由だけである。

お金を出す奥さんは「愉快」なはずがない。

思えば、無闇に乗り換えてきた。

初めて買ったのが、カリーナED。1987年のことだ。

当時、人気沸騰のラグジュアリーセダン。

EDといっても、そっちの方ではない。

「エキサイティング・ドレッシー」の略である。

時代は狂っていたとしかいいようがない。

それから、シルビア。1990年ごろか。

当然、ドッカンターボのハイエンドモデル。

これは結納の一週間後に買った。当然、民衆の反感もかった。

EDは五年ローンだったので、当時は二台分のローンを払っていた。

結婚したばかりの妻は、暗澹たる気持ちにかられたらしい。

そんなこんなしているうちに、バブルが本格化。

私も当然、「脳内バブル」に陥り、出たばかりのRX-7を購入。

スカイラインのGTRと最後まで悩んだ。

奥さんはもっと悩んだ事だろう。

当時、山口にいた私。県内で二番目の納車だった。

そして広島に帰り、チビが奥さんのおなかに。

「こんな足回りの硬い車は、君にも赤ちゃんにもよくない。何よりベビーカーも積めない」と、饒舌な訪問販売員のような私。

レガシーワゴンに乗り換えた。

グレードは当然、いっちゃん高い奴。

足回りはガチガチのハイパワー車だったのは何故だろう?

そして東京。

無闇に外車が走っていた。

気付いたら、BMW325iのMスポーツに乗っていた。

故障知らずで、ドイツ車らしい剛性感。

すこぶる気に入った。

二年後、その剛性感では明らかに劣るカブリオレに乗り換えた。

まるで、整合性のない人生である。

そして先ほど、いつものカフェにオープンで乗り付けると、

先客がデーンと店先に。DVC00020

ポルシェターボSのカブリオレである。2188万ペソである。

高い。物凄く高い。

しかし、これまで車に投じてきた額は、これを軽く上回るのも事実。

崖ににじり寄っていこうとする「自分」を感じた…。