コンビニ業界は首位を独走するセブンイレブンと、中小チェーンを編入・提携による再編でファミリーマート・ローソンも拡大を続けており、いよいよ大手3社の寡占状態が見えてきた。
気付けば店作りに多少の特徴はあれど、セブンイレブンの後追いをしている感じの拭えないチェーンが多い。
47都道府県のうち、この秋以降46都府県は大手3社が店舗数トップを握る事態となり、今後もファミリーマートやローソンによる中小チェーンの編入が続くと、全国の画一化が一層進む状況となる。
ただ北海道が主体のセイコーマートは飽くまでセブンイレブンを模倣とせず、独自な発想から得た事を実践する事で、顧客満足度がセブンイレブンを上回っているのだ。
大手は食品業者に製造を委託する事が殆どだが、セイコーマートでは生産から販売まで全て自社グループで行う事で、配送も往復で無駄のない流れに取り組んでおり、中間コストを抑え安価で品質の良いものを提供できる体制を築き上げた。
その一貫管理から容器のコストダウンに結びつき、今日人気の100円惣菜やアイスクリーム、大福など多数のプライベートブランド(同社では「リテールブランド」)が誕生したという訳である。
また店内調理「HOT CHEF」(ホットシェフ)も1994年から手掛けており、手作りの温かいものが食べられるという事で好評となっている。
またワインの選定を現地まで出向いて行い、直輸入を自社グループにて行っている事から安価で販売されている。
またオーナーの高齢化や後継者不足、そして以前の契約トラブルを踏まえ店舗の直営化を進めており、直営店舗の運営会社まで立ち上げ、現在は8割近くが直営店となっている。
1店当たりの売上を上げる事が史上命題となりやすい中、ローコスト運営ができるように構築した事で、ゲリラ戦を仕掛けてセブンイレブンが撤退するケースも出るなど、徹底した差別化をした事が奏功している。
またこのローコスト運営は、超過疎地でも運営可能にしており、北海道の過疎地では地域のインフラとして出店要請まである。
北海道外では茨城・埼玉に店舗を含めた拠点があり大洗と苫小牧の航路を利用しているが、苫小牧に向かう便は満載なのに対し大洗に向かう便は余裕がある。
そのため同社は大洗に向かう便の空きを活用し、北海道の自社グループで生産した商品を関東で販売する外販強化に取り組んでいる。
こうした特徴ある店づくりや、インフラの有効活用で安価を目指す同社は注目の的であろう。
気付けば店作りに多少の特徴はあれど、セブンイレブンの後追いをしている感じの拭えないチェーンが多い。
47都道府県のうち、この秋以降46都府県は大手3社が店舗数トップを握る事態となり、今後もファミリーマートやローソンによる中小チェーンの編入が続くと、全国の画一化が一層進む状況となる。
ただ北海道が主体のセイコーマートは飽くまでセブンイレブンを模倣とせず、独自な発想から得た事を実践する事で、顧客満足度がセブンイレブンを上回っているのだ。
大手は食品業者に製造を委託する事が殆どだが、セイコーマートでは生産から販売まで全て自社グループで行う事で、配送も往復で無駄のない流れに取り組んでおり、中間コストを抑え安価で品質の良いものを提供できる体制を築き上げた。
その一貫管理から容器のコストダウンに結びつき、今日人気の100円惣菜やアイスクリーム、大福など多数のプライベートブランド(同社では「リテールブランド」)が誕生したという訳である。
また店内調理「HOT CHEF」(ホットシェフ)も1994年から手掛けており、手作りの温かいものが食べられるという事で好評となっている。
またワインの選定を現地まで出向いて行い、直輸入を自社グループにて行っている事から安価で販売されている。
またオーナーの高齢化や後継者不足、そして以前の契約トラブルを踏まえ店舗の直営化を進めており、直営店舗の運営会社まで立ち上げ、現在は8割近くが直営店となっている。
1店当たりの売上を上げる事が史上命題となりやすい中、ローコスト運営ができるように構築した事で、ゲリラ戦を仕掛けてセブンイレブンが撤退するケースも出るなど、徹底した差別化をした事が奏功している。
またこのローコスト運営は、超過疎地でも運営可能にしており、北海道の過疎地では地域のインフラとして出店要請まである。
北海道外では茨城・埼玉に店舗を含めた拠点があり大洗と苫小牧の航路を利用しているが、苫小牧に向かう便は満載なのに対し大洗に向かう便は余裕がある。
そのため同社は大洗に向かう便の空きを活用し、北海道の自社グループで生産した商品を関東で販売する外販強化に取り組んでいる。
こうした特徴ある店づくりや、インフラの有効活用で安価を目指す同社は注目の的であろう。