Hare's BAR

「待てば海路の日和あり」焦らず、あわてず、諦めず。

またまた地震。

2008年07月24日 | Weblog
自分が勤めている会社に社員の安否を確認するという画期的?なシステムがある。

災害時等に社員個々人が自分や家族の安否状況を簡単な電話操作により報告し、それで社員が無事かどうかを会社が把握するといったシステムなのだが。

有事の際は、当該地域の社員は全員登録するようにとの指導を受けているのだが、実態はというと、その有事が頻繁に起こることがないためにほとんど利用されていないのである。(正確にいうと、そのシステムの存在すら忘れている)

しかし、今回だけは先月の14日に発生した「岩手・宮城内陸地震」から間もないこともあって、登録しようとする意識はさすがの俺でもあった。
で、いざ電話をかけようとするのだが、肝心の電話がつながらない。
アララのラ?だ。

これって、何かあった場合のためのシステムとして開発されながら、事があったら使えないシステムではないのか?つまり欠陥品?

幸いにも、今回は社員の中でけが人や、建物被害といったものが無いようだが、自分も含めて、足元をみることを忘れているようだ。

システムを作ることが目的になっていて、どのような状況で、どのような使われ方をするのかといった基本的思考がそっくり抜け落ちている感じがしてならない。

おそらく、自社でのみの利用だと思うので、よそ様にはご迷惑をかけていないと思いたいのだが、一時はこれをセールスツールに使おうとしていた時もあって、今考えると、地震以上に怖い感じがする。