水銀規制の「水俣条約」で合意=熊本で10月に採択会議
時事通信 1月19日(土)14時54分配信
【ジュネーブ時事】水銀汚染防止のための条約制定に向け、スイスのジュネーブで開催されていた政府間交渉委員会は19日、水銀の取引や排出の規制基準を盛り込んだ条文案に最終合意した。名称は日本政府が提案した「水銀に関する水俣条約」とすることも決まった。条約採択会議は10月9~11日、熊本市と熊本県水俣市で開催される。
環境汚染や健康被害防止を目的とした国際条約は四つ目。条約は前文で「水銀汚染が引き起こした水俣病の健康被害と環境汚染の教訓を認識する」とし、適切な管理の必要性を強調した。ただ、日本政府が求めていた「汚染者負担の原則」は明記されなかった。
その上で条約は、一定量を超える水銀を用いた電池、蛍光灯、体温計、血圧計などの製造や輸出入を原則として2020年で禁止するとした。日本で流通している製品は、既に水銀を用いない代替品への切り替えが進んでいるため、影響は限定的とみられる。
.
時事通信 1月19日(土)14時54分配信
【ジュネーブ時事】水銀汚染防止のための条約制定に向け、スイスのジュネーブで開催されていた政府間交渉委員会は19日、水銀の取引や排出の規制基準を盛り込んだ条文案に最終合意した。名称は日本政府が提案した「水銀に関する水俣条約」とすることも決まった。条約採択会議は10月9~11日、熊本市と熊本県水俣市で開催される。
環境汚染や健康被害防止を目的とした国際条約は四つ目。条約は前文で「水銀汚染が引き起こした水俣病の健康被害と環境汚染の教訓を認識する」とし、適切な管理の必要性を強調した。ただ、日本政府が求めていた「汚染者負担の原則」は明記されなかった。
その上で条約は、一定量を超える水銀を用いた電池、蛍光灯、体温計、血圧計などの製造や輸出入を原則として2020年で禁止するとした。日本で流通している製品は、既に水銀を用いない代替品への切り替えが進んでいるため、影響は限定的とみられる。
.