◆セカンドライフ◆ 恵那で楽しく田舎暮らし

串原は、国道無し・信号無し・コンビニ無しの限界集落
ここで見つけた古民家で、スローライフを始めました

お勉強

2012年02月17日 | 田舎生活
恵那市主催の鳥獣害対策研修会に行ってきました


以前、岐阜県の農村振興課の方とお話する機会があり

鳥獣被害の話をしたところ、対策に携わっている方を紹介していただき

その方の案内で今回の会を知り、さっそく二人で行ってきました

県の農村振興課の鳥獣害対策監を務めるその方が

今回の講師をつとめられました

「平成の郡上一揆で里普請を!」というスローガンのもと

地元郡上市の和良町での活動のお話でした

☆獣被害対策活動
 ・電気牧策からワイヤーメッシュ柵、そして猪鹿無猿柵の設置へ
 ・猿落君の設置とロケット花火による追い払い活動
☆耕作放棄地対策活動
 ・農道の裏面に雑草抑制ネット設置・水田畔に防草シートの設置
☆その他
 ・都市住民との農業体験交流
 ・環境美化活動
 ・文化伝承活動
 ・生活環境整備活動

最近は獣たちも、電気策には慣れてしまったのか

あまり効き目がなくなってきているようです

そこで、コストも安く猪から鹿・猿・小動物まで対応できるという

「猪鹿無猿柵」なるものを考え出したそうです



そして、人間は怖いもの・里に来たらたいへんだと教えるために

ロケット花火で追い払うことが大切と言われました

あきらめると、獣にとってはいい餌場になるからです

そして、雑草防止で草刈りの作業の軽減をはかっているそうです

「鳥獣被害」が減り、「草刈り作業」が減る

そうすることによって、農業の担い手を呼び込みやすい地域にできるので

耕作放棄地も減っていくのではないかとのことでした


家庭菜園クラスの私たちでも、せっかく作った野菜を、獣にとられてしまうのは腹がたちます

地元のおばあちゃんたちは「自分が食べる分だけあればいい」とあきらめムード

退治となると、猟友会頼み

その猟友会の人たちも、高齢化で5年後はどうなるやら・・

自衛隊が山狩りして、全滅させて欲しいという過激な意見もでるくらい

農家の人たちには死活問題です



たまに見るだけなら、かわいい動物

でも、にっくき動物

昔のように、里に出てこず

木の実や木の芽、草を食べていてくれれば

共存していけるのでしょうけど・・・難しい問題ですね



最新の画像もっと見る

コメントを投稿