( 白木蓮(ハクモクレン) 春の暖かさに誘われ 固いつぼみの皮を脱いで 美しい姿を見せます。)
3月20日は春分の日。冬から春への変化ですが 各地で雪が降り 春の嵐のようです。
記事は前回の続き 東日本大震災 震災遺構を視察した記者達の発言です。
『 ストーリーありきではないか? 取材のタイミングは適切か? 語り部らが災害報道について投げかけた問いに身が引き
締まった。心身のダメージを負った被災者に対し いかに真摯に向き合えるか 経験の浅い記者にとって、不安は尽きない。
何度も足を運び 本音を言える関係性をつくることが大事。』
『 破壊された校舎や天井に引っかかった竹馬、震災当時小学生だった自分が使っていたものと同じ学校用具が震災遺構には変わり
果てた姿で残っていた。楽しい学校生活を一瞬で奪い去った津波の恐ろしさを痛感した。語り部のAさんの「次につながる報道を」と
いう言葉が胸に刺さっている。未来の命を守ろうと壮絶な経験を何度も思い出し 伝え続ける方々の思いを受け取り、一人でも多くの
人が防災を「自分事」として考える報道をしたい。 』
『 多くの語り部の方々が 震災時の取材について 「ストーリーありきで聞いていると感じる時があった」と話され 耳が痛か
った。記事を想定すると道筋を立てて話を聞きたくなる。先入観を持たず被災者の口から出た生の声を届けるべきで それが信頼
関係の構築にもつながると感じた。被災したAさんが「ひたすらに話を聞き 静かに涙を流した記者」 のことを明るく伝えてくれた
姿が 印象深い。 』
『 この冬一番の寒さという日 震災遺構の校舎の屋上で吹き付ける冷たい風に身震いをした。学校関係者に犠牲者が出なかった
事例は、美談や成功例のように語られることもある。一方経験した人はあの時の寒さや恐怖を忘れることはないだろう。 心に傷を
負った人々に目を向ける報道が出来たら・・』
『 津波の恐ろしさを如実に物語る遺構を前に紙一重で助かった語り部たちが紡ぐ言葉は重く響いた。災害時に取材や発信を続ける
必要性とその危うさの両面に思いが巡る3日間だった。「伝承は命をつなぐバトンパス」震災遺構で風になびく大漁旗の言葉が心に
残る。 』
『 南海トラフ巨大地震が起きた時 取材で被災者をさらに傷つけることはないだろうかー。そんな不安を抱える中 石巻の震災
遺構で聞いた「記者と時間をかけて関係性を作ったからこそ 本音を語ることができた」との言葉が印象に残った。その場限りの
取材では被災者の素直な率直な思いに触れることが難しいだけでなく、思いがけない二次被害を生む可能性もあるだろう。いざと
いう時に長く地域と向き合い続ける地元紙だからこそ書ける、被災者との信頼関係を大切にした記事を心がけたい。
(高知新聞記者)』
3月の10日頃から咲き出す白い清楚な花。 花は上向きに このように大きく開くのは珍しい。
真っ白で 一点のシミも無い 純白。 清楚な美しさと言われるのも納得です。
英語名はマグノリアです。 花弁は9枚あるそうで 中国南部が原産。 和名 白蓮とも。
芯に雌しべと雄しべが見える。花期は短く 数日で茶色のシミが付いてくる。
寒い冬の間は厚いガクに覆われているが 比較的早く咲くので 春の訪れとされる。
結構高木となり 風に乗って優雅な香りを運ぶ・・。花言葉に 気高さ、慈悲、高潔な心など。
枝垂れ木蓮は珍しい。 紫木蓮(しもくれん)もありますが 少し遅いです。
珍しく紅白の花です。 右は白木蓮、 左は河津桜。この桜は花期が長く 今緑の葉が出てきています。
咲いたばかりのミモザ。ふわふわした黄色い小花を沢山咲かせます。
豆化科アカシア属の常緑樹。オーストラリア原産。
3月8日はミモザの日。 これは国連が定めた 「 国際女性デー 」の別名です。
面白い花の付き方でrすね~。 この花も春の訪れを告げてくれます。
まさに満開のミモザ。
来週の予告です。 染井吉野のつぼみが膨らんで来ました。 高知は23日開花予想です。