笛吹市のニュー山梨ワイン醸造から、アジロンダックの一升瓶が入荷。
ニュー山梨ワインは、JA笛吹の直営ワイナリー。
JAが合併する前は、JA御坂の直営ワイナリーでした。
JAのワイナリーなので、そのようなワイナリー名が良いと思うのですが、ワイナリー名はニュー山梨。
疑問です。
くらむぼんワイン(勝沼)は、以前山梨ワインという名称だったので、よく間違いがありました。
JA直営なので、原料の葡萄は、JAからの仕入です。
このアジロンダックは、栽培農家が葡萄をワイナリーに持ち込み、ワインにして返してもらっていたもの。
以前より、その農家のワインが余ったら、当店で売らせてくれ、と頼んでいたのですが、今年実現しました。
赤の甘口ワイン。
ラベルに懐古的ワインと書かれています。
アジロンダックは、赤玉スイートワインなど、甘口の赤ワインの原料でした。
戦前、戦後は、赤の甘口ワインが全盛で、よく栽培されていましたが、食事の欧米化に伴い、ワインも世界共通のワインが主流になり、赤の甘口ワインは、ほぼ無くなりました。
最近、幻のワインとして、製造するワイナリーが急増、山梨では約20社になりました。
20社にもなると、幻のワインではありませんが、購入される方を見ると、若い人から年配の方までいらっしゃいます。
外国にはない、赤の甘口が売れる日本人の味覚の寛容さ、幅広さは、料理の多様さと関連していると思います。
さて味わいですが、すっきりした甘口です。
みりん、醤油を使った料理には、違和感なく、一緒に頂けると思います。
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