山梨のワインのブログ

山梨の酒屋の4代目が、ワインを中心に、山梨の酒を、愛を込めて書き溜めます。

ニュー山梨ワイン アジロン一升瓶入荷

2016-11-12 13:19:53 | 新商品インプレッション

笛吹市のニュー山梨ワイン醸造から、アジロンダックの一升瓶が入荷。

ニュー山梨ワインは、JA笛吹の直営ワイナリー。

JAが合併する前は、JA御坂の直営ワイナリーでした。

JAのワイナリーなので、そのようなワイナリー名が良いと思うのですが、ワイナリー名はニュー山梨。

疑問です。

くらむぼんワイン(勝沼)は、以前山梨ワインという名称だったので、よく間違いがありました。

JA直営なので、原料の葡萄は、JAからの仕入です。

このアジロンダックは、栽培農家が葡萄をワイナリーに持ち込み、ワインにして返してもらっていたもの。

以前より、その農家のワインが余ったら、当店で売らせてくれ、と頼んでいたのですが、今年実現しました。

赤の甘口ワイン。

ラベルに懐古的ワインと書かれています。

アジロンダックは、赤玉スイートワインなど、甘口の赤ワインの原料でした。

戦前、戦後は、赤の甘口ワインが全盛で、よく栽培されていましたが、食事の欧米化に伴い、ワインも世界共通のワインが主流になり、赤の甘口ワインは、ほぼ無くなりました。

最近、幻のワインとして、製造するワイナリーが急増、山梨では約20社になりました。

20社にもなると、幻のワインではありませんが、購入される方を見ると、若い人から年配の方までいらっしゃいます。

外国にはない、赤の甘口が売れる日本人の味覚の寛容さ、幅広さは、料理の多様さと関連していると思います。

さて味わいですが、すっきりした甘口です。

みりん、醤油を使った料理には、違和感なく、一緒に頂けると思います。

http://hamamatsuya.jp/shinsyu-list.html

 


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