横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

スクワレンでガンが治る!?(その23)

2009-01-23 11:03:13 | Weblog
 そして、戦後間も無く実験研究が再び行えるようになり、終にはガン免疫の存在を確信する研究成果を父は得ることができました。

 しかし、世界の医学界が、“免疫とは外来の異物の体内侵入に対する防御機能である”という判断に凝り固まっていた時代でありました。そのため、そのような状況の中でガン免疫の存在を発表することの許可が下りませんでした(というよりも、このような発表を許可することは、父の所属する研究機関がガン免疫の存在を認めたということを意味します。したがって、これが間違いであると明らかとなった暁には、研究機関としての権威は失墜し、地に落ちることとなります。駆け出しの研究者であった父の上げた研究成果が、当時の常識からすると“とんでも無い”ものであったわけですから、恐らくは、研究機関の首脳たちは、世界中に対して大きな赤っ恥をかくことを強く恐れてその発表を禁止したのだと想像されます〔もしこの時点で父の発表を許可していましたならば、その後ガン免疫の存在は明らかとされ、ガン免疫療法は最も期待される治療手段と言われるまでになったわけですから、先見の明のある世界の最先端を行く研究機関であると絶賛され、その評価が世界的に極めて高まったに違いないと想像されます。そして、何よりも残念なことは、ガン免疫療法の研究の進み具合が数十年間も遅れることとなったことです〕)。

 当時は丁度、ガンが我が国の疾患別死亡率順位のワースト10に初めて登場した頃で(1950年)、今後急速度にガン患者の増加することが予測されました。
 そこで父は、この組織に留まる限りはガンの人々を助けることができないと感じ、そこを抜け出る決意をするに至ったのでした。