横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

慢性病の主治医はご自分自身! ⑤

2008-08-06 13:35:37 | Weblog
 なぜごく一部の医師だけしか食生活改革を治療手段として採り入れないのかというと、一つには、経済的な理由がそのことを阻む最大の原因として存在すると考えられます。

 なお、食生活改革に止まらず、他にも病気(慢性病)治療に極めて効果ある方法・手段は色々とあるのです。
 しかし、現行の医療の中でそれらの多くが活用されておりません(そもそも医学界で慢性病の原因は未解明とされておりますので、医師のほとんどはそのような治療方法や物質などを情報としてご存知無いのです)。
 なぜならば、幾ら時間を掛けてそれらについて患者さんに説明したり、それらを用いた治療を行っても、医師自身の経済的な利益にほとんど結びつかないからです。

 すなわち、健康保険制度というシステムで医療行為の経済的な裏付けがなされています。
 この制度によってそれぞれの病気に対して行える医療の内容がおおよそ決められているのです。
 したがって、まったく新規の方法による医療は、医学界でその効果が認められ、そしてそれが健康保険制度に組み入れられないと、医師にとっての経済的利益に結びつかないわけなのです。

 何の得にもならないことを行なう人もごく稀には存在しますが、臨床医のほとんどは日々のルーチンワークに忙しく追われています。
 例えもしそのようなことに関心があり、色々と頭の中でこうでは無かろうかなどとアイデアを湧かせることはあったとしても、研究を専門に行える立場に就くことがなかなか難しいのです。また、研究はすぐに利益を生むというようなものでは無く、むしろ金食い虫の存在であります。したがって、研究医は臨床医に比べ給与は格段に少ないのです。
 その上、かなりの経費と時間を使わないと、そう生易しく研究など行なうことができません。また、例えそれを行なったとしても、多少の成果に結びつく研究でさえも、ごく稀というほどの確率であるのです。
 私どもの研究成果は、このような、いわゆる“割の合わない”ことを極めて長い年月コツコツと行って得た成果であるのだということも、少しはご理解頂きたいものだと私は願っているのです。