横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その48

2008-05-04 10:44:17 | Weblog
 上述しましたような勢いで糖尿病罹患者が増加し続けたのでは、医療費の削減などは“夢のまた夢”と言わざるを得ません。
 もちろん、国が先頭に立って適切な指針を示し、その啓蒙の努力をする必要はあります。
 しかし、食事の質や量や食べ方を決めるのは個々の人々であるのです。
 誰も誰か他の者が無理やり口を開けさせて食べ物を押し込んで食事させているわけではありません(ただ、主婦として一家の食事を用意するような立場にいる方は、家族の健康・生命の維持をよくよく考えて献立を考えて頂きたいと私は願っています)。
 国民個々が努力せずして、医療費の窓口負担増加にのみ反対するのでは、問題は解決しないのです。

 ある意味極めて消極的かつお天気任せの対策ではありますが、地球温暖化による気候変動で、全世界規模での凶作が何年も続いて起これば、糖尿病を始めとする慢性病の罹患者を激減させることが可能になると私は考えております。
 すなわち、穀類は家畜に与えて肉として摂取したのでは、10分の1ほどの人間しか養えないので、家畜にやる餌をもっぱら人間の食料に回すようにするということです。
 その穀物も、腹一杯食べられないほどであるなら、より効果は上がるでしょう。

 上記しましたようなことが現実に起こったとしたら、極めて大変な事態であると想像されます。しかし、こんなことでも起こらないと、糖尿病ほかの慢性病罹患者の劇的なほどの削減の夢は、十分には叶わないと私は想像しています。
 ところで、このとんでもないと感ぜられるような事態が、今後10~30年の間には、上記したほどひどい程度では無くとも、地球規模で訪れるのでは無かろうかと私は危惧しているのです。

 良いことの中にも僅かには悪いことが含まれる反面、絶対的に悪いと考えられることの中にも少しは良いことが含まれるものです。
 飢饉が起こることは一般的に悪いと判断されることです。しかし、もちろんその飢饉も程度問題ではありますが、上手く行けば慢性病罹患者数の劇的な削減が可能になると判断できます。
 誰が考えたのかは知りませんが、世の中の出来事には何らかのバランスというものが常に存在するということかも知れません。