横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その37)

2011-09-06 17:27:32 | Weblog
 身体障害者手帳とは、身体障害者が健常者と同等の生活を送るために最低限必要な援助を受けるための証明書にあたります。
 障害の種類は、視覚障害、聴覚障害、音声・言語機能障害、そしゃく機能障害、肢体不自由、内部障害である心臓機能障害、呼吸器機能障害、腎臓機能障害、膀胱または直腸機能障害、小腸機能障害、免疫機能障害、肝臓機能障害、計12種類です。
 身体障害の等級は数字であらわされ、数字が小さいほど重度です。最高度は1級。障害を複数もつ場合は、各部位に対して個別に等級がつき、その合計で手帳等級が決定されます。1,2級は、重度(特別障害者)、3級以下は、中度・軽度(一般障害者)に区別されます。
 この手帳が交付された者には、障害の種類や重篤さの度合い(等級)により様々な便宜や、税制上の特典、医療費の助成が受けられるようになっています。居住する自治体の違いによってその条件に違いがあるようです。ただ私は、その内容を詳しく調べたことがありませんので、詳しい内容までは判り兼ねます。
 障害をまったく持っていない人間でさえ生活を送る上で多くの難儀を抱えているのが実態である今日の社会にあっては、障害という大きなハンデを持たれている方々に対して或る程度の社会的な支援はあって当然だと、私もこれに反対するつもりは毛頭ありません。
 ただ、病気が原因となって障害者となられるというケースでは、私どもの研究成果が広く啓蒙されて、その理論にのっとって適切な治療の処置が適宜行われれば、このような手帳の交付を受けずとも済んだはずの場合がかなり存在すると私は考えているのです。
 なお、身体障害者の関係の予算は様々な項目があり、現在の総額は1兆3千億円ほどで、年々増加傾向にあります。もし障害を避けられるものなら避けたいというのが人々の本音であろうかと推察されますので、病気が原因で起こる障害を何割か削減することにより、この項目の歳出を削減することは実現可能だと私は考えているのです。

 川崎市の“身体障害者手帳交付状況について”というタイトルの川崎市福祉職・石原朝美女史の論文を以下に引用させて頂きます・・・平成18年の身体障害者実態調査では、全国の18 歳以上の身体障害者数(在宅)は、3,483,000人、身体障害児(在宅)は93,100人と推計されている。身体障害者の種別をみると肢体不自由が一番多く1,760,000人で全体の50.5%を占め、次いで心臓機能障害(17.1%)、視覚障害(8.9%)と続く。増加率では内部障害全体が前回比126.0%と肢体不自由の100.6%などと比較して増加がみられている。年齢階級別状況では、70歳以上が51.0%を占め、65歳以上の割合も63.5%と高齢化がみられる。身体障害の程度については、1・2級の割合が48.1%となっており、また原因となった疾患別状況では、心臓疾患(10.0%)、脳血管障害(7.8%)、骨関節疾患(6.8%)の割合が高くなっている。・・・全体として1・2級の割合は52.7%であり、半数が重度障害となっている。障害種類別にみると、腎臓臓機能障害は99%、心臓機能障害86.7%が1級であり、また免疫機能障害、視覚障害も1・2級の割合が高い。

 ことに大幅に削減できると考えられる障害としては、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血をその障害を招く元凶とするものがあると私は考えています。
 これらの病気の根本原因は私どもの研究成果である酸性腐敗便の産出・吸収でありますので、これに対する適切な処置が速やかにとられるならば、何割かは削減することができると確信しています。なお、脳梗塞に関しましては、酸性腐敗便の産出・吸収と並行して、カゼ(ただし、このカゼは、現代医学に於いて信じられているウイルスが原因体のものでは無く、私どもが研究成果として獲得した溶連菌が原因体として関与するカゼのことです)がその発症に関与するケースが多いと私どもは結論しています。したがって、私どものカゼの原因に関する研究成果を活用することも必要となります。

 これら脳血管疾患は半身不随や一部組織の麻痺を招く要因で、骨折と共にその発症者が“寝たきり”になることの二大原因として知られものであります(脳卒中による死亡率は第三位と、統計成績の上では以前に比べ大幅に減っていると思われている方が多いようです。しかし発症数は実は減っていないのです。このような統計成績も見方を違えれば異なった結果が得られるのであって、トリックとも感ぜられるようなことが医学の世界にも存在するのです。そのようなことはともかく、脳卒中は健康を大きく損ない、時に死亡原因となる主要な病気でありますので、このような病気を発症することの無いよう、適切な情報を得て、予防・治癒に心掛ける事が肝要であるのです)。
 言わずもがなのことですが、このような障害を負うことは、経済的負担はもちろんのことですが、このような病人の介護は極めて精神的・肉体的に大きな負担を伴います(家計を支える大黒柱が倒れた場合はもとより、共働きであっても、その介護に専念せねばならぬ状況を生むことも起こり得るので、収入が途絶えるなどの精神的苦痛が生じえます)ので、このような事態の到来を出来る限り防ぐことは、高齢化社会の本番を迎えるこれからはますます切実に必要とされることであると私は考えています。
 なお、若い世代の人々は、このような病気は年寄りが罹るものであって、自分にはまったく関係ないものだと思っている人がほとんどであるようです。しかし、今日の改悪化された内容の食生活では、酸性腐敗便の産出・吸収が起こる確率は、伝統的な日本人の食生活と比べた場合、遥かに高いものとなっていると私は考えています。したがって、20、30、40代で脳卒中発作を発症し寝たきりの生活を送ることになる人もかなりおられる実状にあることを知って、このようにならぬよう気を付ける必要があるのです。
 また、このような病気が原因となって言語障害が起こりえます。言葉が(上手く)しゃべれないということは、社会生活を送る上で極めて大きなマイナスになると思われ、このような事態を招かぬためにも、私どもの研究成果の情報を熟知する必要度が高まっていると私は考えています。(続く)