欲望それは、人間に進歩と破滅をもたらす根源③

　“栄枯盛衰”ほか、色々な言葉で人間の世の中の移り変わりが表現されてきています。
　長く栄えたものはとかく、やがて驕り高ぶり、そして終には破滅を迎えます。
　人間の本質的な性（さが）である欲望は、進歩をもたらす原動力であります。しかし欲望というものは限りなく大きくなりがちなものでもあります。
　したがって、それをコントロールすることが極めて困難で、破滅をもたらす源泉ともなっていることは、人間の過去の歴史で繰り返し繰り返されてきています。
　１５年ほど前には日本で経済的なバブルがはじけ、そして今アメリカが正にかつての日本と同じ立場に立たされることとなって、世界中がドミノ倒しのようにその破滅の渦に巻き込まれる大変な事態に陥りつつあります。

　私がこのブログで、慢性病の根本原因としての“酸性腐敗便（このものに関して詳しくは『医療革命』というタイトルの著書をご参照下さい）”というものを採り上げてきております。
　この酸性腐敗便もこの欲望、ことに食欲という人間が持つ、健康・生命の維持に密接に関連する最も基本的な欲望と深い関わりがあると結論しております。
　“欲望のすぐ隣に落とし穴が待ち構えている”、このことは健康以外にも色々なことに於いて言えることであるようです。


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