横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

スクワレンでガンが治る!?(その27)

2009-01-28 11:06:15 | Weblog
 薬学の専門用語にDrug Delivery Systemと言われるものがあります。
 薬は病気の病巣の部分で効いて初めて価値あるものです。そこで、色々な工夫をほどこして、郵便物が宛名として書かれた住所に必ず届くのと同じように、もっぱら病巣部分のみに限定して薬剤を送り込もうというのがDrug Delivery Systemであるのです。
 抗ガン剤の投与により髪の毛が抜け落ちるほか、非常に倦怠感が生ずるなどの副作用は、薬剤が病巣の部分以外に広く拡散し、不必要な部位に作用することによって起こることです。
 そこで、これに関係する色々な試みが、抗ガン剤に限らず、数多くの薬剤に於いて現在なされつつあるのです。

 その意味からすると、ガン免疫療法は究極のDrug Delivery Systemに類するものと言えるでしょう。
 何しろ抗原抗体反応を利用したものであるのですから、ガン組織を異物であると認識させることさえできれば、この異物のみをやっつける性質を持つ抗体が産生されますので、ガンのみを限定してやっつけることができ、副作用を伴うことも無いのです。
 願ったり叶ったりの最善のガン治療策と言われる所以もこの点にあるわけです。