横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その76)

2012-04-03 22:29:06 | Weblog
 このブログで過去にも述べたことがありますが、私どもは心臓発作並びに脳卒中発作は大人バージョンの引きつけ発作であるという結論に達しています。
 引きつけは乳幼児にもっぱら起こる病気であり、親御さんは我が子が引きつけを起こした時、非常にビックリもしますし、心配である病気でありますが、これが原因で亡くなられるケースはほとんどありません。一方、我が国に於いては、心臓発作及び脳卒中で統計成績上では約3割(欧米諸国では約5割)の生命が奪われております(さらに、厳密には、3割より遙かに多数、というよりも病気による死のほとんどが、心臓発作及び脳卒中の根本原因と同一の原因で奪われているのが実態であるという結論に私どもは達しているのです)。
 ただし、心臓発作並びに脳卒中が大人バージョンの引きつけ発作であるという判断は今日の医学界ではなされておりません。

 引きつけが糞便の排出処置により軽快・治癒することは医学界に於いても知られており、実際、小児科医は引きつけ治療のため浣腸などの処置を行っており、優れた治癒成果を上げ得ています。
 そして、小児の引きつけの際に“痙攣”の症状が確認されています。
 この引きつけ発作に際しての痙攣がなぜ生ずるのかということに対して、これを高熱が原因で起こると医学界は判断しています。それは、引きつけのことを“熱性痙攣”という呼称でも呼んでいることからも判ります。

 しかし、私の父はこのことに強い疑問を感じていました。
 なぜならば、幼児の引きつけの際の熱よりももっと高い発熱があった際に、痙攣が生ずるとは限らない実例が幾つも存在するからです。

 なお、この発熱が脳に対して何らかの影響を有する病気によるものであった場合には、脳に対する刺激のためゆえに痙攣が生じ得ます。しかし、熱性痙攣の熱の原因が脳に対し影響を及ぼす類のものであると確認されておりません。
 引きつけの原因究明に対しても、医学界の判断に詰めの甘さが見られるのです。 (続く)