横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

座して死を待つのか? それとも・・・その58

2008-06-09 20:54:05 | Weblog
 こと慢性病に関しては、外科的な処置を必要とする以外の事に関しては、主治医は自分自身なのだということを個々人が強く自覚しなければならないと私は考えております。
 日本人の大半は、病気になったら医師任せが当たり前としております。しかし、慢性病に関しては、自ら積極的に適切な知識を得て、節制する努力が必要であるということを知る必要があると私は考えています。

 例えば、人間(人間に飼われているペット)以外の動物は、すべての行動は主には本能にしたがって行っているようです。
 そこで、必要ある時にその必要を満たすだけの行動をとるようであり、したがって、食べることに関しても欲をかくということはほとんど無いようです。

 しかし、人間の場合には、その行動に際して“欲望”というものが密接に関係します。
 ことに、健康・生命の維持としての食事の場合には、経済的な余裕がある際には、“美味しいものをたらふく食べたい”という気持ちを抱かれる人が多いようです。
 ところが、世の中というものは非常に上手くできているものだとつくづく私は感ずるのですが、ことに食べることに関して欲をかくことが慢性病の根本原因となっており、欲望のままに行動することに対してある種のバランス(幸福のバランスとでも言いうるものでは無いかと私は考えるのです。すなわち、経済的に裕福なことイコール幸福ということにならない場合が往々にしてあるのです)をとるメカニズムが存在するようなのです。
 実際、世界の医学研究者たちの慢性病の原因に関する結論は、“累積的な食生活の誤りにある”というものに収束しておりますことは、再三繰り返し述べている通りです。

 少し話しは脱線しますが、“フォアグラ”というガチョウの肥大した肝臓の食品を皆さんご存知のことでしょう。
 これは、ガチョウの口に長いロートを突っ込んで、ロートを介して無理やり大量の穀物を胃の中に流し込み、肝臓を脂肪肝というほどの病的状態にするようにして製造した食品です。

 この病的な食べ物を、世界三大珍味などともてはやして喜んで多量に食べることは、いかがなものかと私は思うのです。
 それよりも、このように無理やり多量に栄養を摂取しないと肝臓は病的状態とはならないのです。
 一方、人間の場合には、口にロート管を誰か他人に突っ込まれることをされたわけでも無いのに、自ら“美味しい、美味しい”と自発的にほおばって食べて、脂肪肝などの慢性病罹患者に続々となって行くというその姿を見ていますと、“霊長類”などと名乗るのはおこがましく、他の動物以下なのではと思わざるを得ません。
 言わずもがなのことですが、人々が口にする食物は、自らが自発的に口を開けて摂取しているのであって、他の者に強制的に食べさせられているのではありません。
 したがって、今日慢性病の罹患者が蔓延しておりますことは、誤まった食生活を自発的に行った結果の報いであると判断することができるわけです。

 ただ、人間の場合には、動物としての本能は他の動物たちより衰えている代わりに、知能という能力は優れているとされています。
 そこで、慢性病を予防・治癒するに際して、この知能を発揮して、心底納得しうる知識・情報を得た下に行動するほかには無いと私は思うのですが、いかがでしょうか?