横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その38)

2011-09-15 00:57:12 | Weblog
 ことに大幅に削減できると考えられる障害の一つとして私は心臓障害を考えています。

 心臓系の障害が原因で身体障害者手帳交付を受けている者の障害者全体に占める割合は12.7%と高く、とくにその中の86.7%が1級と、重度の障害の者の割合が極めて高くなっています。
 このように心臓関係で重度の障害者が数多いということは、一つには心臓が極めて重要な役割を果たす臓器で、また、傷害された場合の修復がなかなか困難であるということを示すものであります。そして、最も大きな問題は、今はまだ医学界が心臓を障害する病気の原因をハッキリとは明らかとできずにいるため、効果的な治療を行うことができずにいることです。したがって、重い心臓疾患発症に際して幸い生命を救い得たような場合でも、重い後遺症の残るケースが多いことを上記の事実は示していると考えられます。
 ことに、人工ペースメーカー・人工弁移植・人工弁置換などの外科的な処置を必要とするケースが多いようですが、このようなケースの何割かに於いて、このような大ごとにならぬようにする手立てはもはや得られているのに、そのような研究成果が存在するという事実がなぜか広く啓蒙できずにいるので、この段階でストップしてしまっていて、当然それらが行われることが無いままの状態にあることが被害を拡大する要因になっていると私は考えています。
 したがって、そのような状態にあるということは、効果的な対策の諸手段が実践されるようになった場合には、大幅な改善が望みうる領域であると私は考えているのです。

 現在の医学界では、自己免疫の原因と発生するメカニズムとが未解明とされております。
 したがって、弁膜症や難病の患者さんの記されているホームページやブログなどでは、「最初カゼかと思っていたら、突然大変な病気であると医師から宣告されてしまった」という類の表現がほとんどのケースで見られます。
 このようなことからも、自己免疫が関与する病気に対して、人々が現在ほとんど無防備な状態にあることを窺い知ることができます。
 自己免疫が関与して発症する難病も、種類によっては若い年齢で罹患する率の高いものもあり、重篤なケースではこのような病気の罹患は、その人の人生を多くの分野に対して極めて大きな制約されたものとし、精神的・経済的にも極めて大きな負担を課すものとなっています。

 したがって、何が原因でどのようなメカニズムでこのような病気に罹患するのか、このことに関する情報を人々が共有できるようにすることが肝心であります。
 とくに心臓の弁膜の障害の原因としては、その発生の主要な原因として私どもは、溶連菌が原因体である(非ウイルス性の)カゼの罹患に伴って生ずるアレルギー(自己免疫)であるという結論に達しています。このことに関してはまだ十分ではありませんが、私の旧ブログに或る程度記しました。
 すなわち、自己免疫が原因とみられている難病と同一の発症原因で弁膜の障害(傷害)は生ずるということです。
 同一の根本原因が負荷されるにもかかわらず、その結果として多様な異なる病形となる差異が生じますことは、自己免疫で傷害される部位の違いによって生ずると私どもは結論しております。
 すなわち、自己免疫の抗体は血液によって運ばれますことから、自己免疫発生時に血液の充血を体内のどの部位に強く生じていたか(活動の盛んな組織は血液をたくさん必要としますので、充血部位に抗体はより濃度濃く集まると考えられますので、体内のどの部位が盛んに活動していたか)により、強く傷害される部位が異なることになりますから、結果として生ずる病気の種類が異なることになるという結論に達しています。
 このように原因を知ることができれば、自己免疫が関与する難病や弁膜症の発症を予め防ぐことや、もし罹患した場合にも様々なステージで治癒を図る有効な対抗策の手を打つことが可能となります。もちろん病状の重篤度にもよりますが、症状を軽快させる方法・手段も存在するのです。

 障害者に対する医療費の助成の総計額がどれほどであるのか正確なデータを私は残念ながら持っておりませんが、年々かなりの増加傾向にあることは聞き知っています。
 少子高齢化時代の日本に於いて、社会福祉関係の支出は(消費税率の大幅な改革でも行わぬ限り)もはやほとんど限度に達していると私は感じています。さらに、この度の大震災被災(その他、今年度は大雨による被害も各地で発生するなど、我が国にとっての平成23年度は正に厄年だと感ぜられます)ということで極めて多数の被災者が発生しており、このような被災者に対する経済的救済も喫緊の課題となっています。したがって今後は、何れかの項目に対する助成の削減・打ち切りという事態もありうるのではと私は強く危惧するのです。
 このような状態の中で、重い病気・障害を抱えられることは、その回避が可能であるのならば是非とも回避して頂きたいと思うのです。
 しかし、どうすれば回避できるのか、そのやり方(また同時に、人々に強い確信を持って実践して頂くのでないと積極的に行ってもらえないと考えられますので、なるほど!とご理解・ご納得してもらえるだけの根拠を示す必要があります)を人々に知らしめねばならないと私は考えています。