横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

原発はエネルギー危機の救世主か?

2007-12-19 17:57:20 | Weblog
原発周辺の5歳未満児、がん発生率が6割も高い=独
2007年12月9日(日)21:23
【ベルリンAFP=時事】ドイツで、原子力発電所から5キロ未満の地域に住む5歳未満児が全国平均の6割も高い割合でがんにかかっているとの調査結果が明らかにされた。白血病に限れば、全国平均の117%にも上るという。ただし政府は、原発の放射能によるものとは説明できないとしている。
 調査は政府の放射線防護機関が実施。全国の原発所在地、あるいは原発があった場所に近い計21の地域で1980年から2003年までの統計を調べた。その結果、これらの地域では5歳未満の子供ががんにかかったケースが77件あり、全国平均より60%高かった。また白血病は、平均の2倍以上の37件に上ったという。
 しかし、この調査結果についてガブリエル環境相は、ドイツの原発が発する放射能の少なくとも1000倍の量を住民が浴びなければこうした結果は出ないと指摘し、原発の放射能が原因ではないとの見方を示した。〔AFP=時事〕

 12月9日に上記のようなニュースが入りました。

 今日、化石燃料の枯渇に伴う代替エネルギーとして、世界的に原子力発電が注目されてきておりますことはご承知の通りです。
 原発の場合には、地球温暖化の原因となるCO2を排出することも無いので、その安全性さえ確保できれば安心だということで、世界各地で建設ラッシュが起こりそうな気配です。

 ただ、放射能の危険性は、一旦事故が起こると、例えばチェルノブイリのように、広範囲にわたり、極めて長期間被害が出続けることとなります。
 なお、上記のニュースは、事故が起こった場合では無く平時の原発による被害を採り上げたもので、5歳未満児が全国平均の6割も高い割合でがんにかかっているとの調査結果が明らかにされたというのです。
 この調査結果に対して、ガブリエル環境相は、ドイツの原発が発する放射能の少なくとも1000倍の量を住民が浴びなければこうした結果は出ないと指摘し、原発の放射能が原因ではないとの見方を示したそうです。

 このニュースを見て、科学が発達した国として知られるドイツの環境相には、もっと慎重な発言をして欲しいものだと私は感じました。

 胎児の細胞が極めてガン細胞と近しい関係にあるものであることは、医学の世界では良く知られていることです(小児のガン発生率は意外に高く、成長するにつれ発生率は低くなります〔さらに高齢となると、再びガンの発生率は極めて高まります〕。また、体内にガンが体内に生じているか否かを確認する検査として現在利用されている腫瘍マーカーは、胎児の細胞にのみ存在するタンパク質の存在を、免疫を利用した方法で確認しています)。
 胎児の細胞と成人した細胞との比較実験では、胎児細胞の方が遥かに容易にガン化するのです。
 このような事実を考えた時、原発の建設は最も弱い小児の安全が確認できる水準で許可される必要があるのです。
 どこの国でも原発の建設はなかなか大変な問題でありますため、担当大臣がこのような誤魔化すような答弁をすることになるのでしょうか?