横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

ニュース(その8)

2007-09-05 13:20:28 | Weblog
 本日(9/5)の朝日新聞25面に、“AED使用 心のケアも(命助けられず・・・悩み落ち込む)”というタイトルの記事が掲載されました。
 AEDすなわち、心臓発作で倒れた人に電気ショックを与える自動体外式除細動器を使ったが、助けられなかった。その時、使った側が受ける精神的なショックをどう支えてゆくべきかということに関して書かれた記事でした。

 AEDの使用が市民に解禁されて早くももう3年経つのだそうです。
 このAEDの普及は、慶応大学医学部の某教授が、“AEDの普及により一日当たり100人ほどが助かるようになる”という触れ込みで始められたものです。

 或る消防署の管内では、例年に比べ5倍もAEDの普及で人名を助けることができたという記事を私は見ました。ただそれは、今までは年間5人ほどしか助けられなかったのが、25人助けられたという内容でありました。
 実際、AEDの使用で人が助かったというと、毎度新聞でニュースになるぐらいであります。
 病院内で心停止になった患者にAEDの処置を施して、再び心臓が拍動開始したというようなケースを含めても、目標の100人には遠く及ばないほどの成果なのでは無かろうかと私は推察しているのです。

 もちろん、年間何百人か何千人かおられる、AEDの普及により命が助かったという人々は、この処置を極めて価値あることと感じ、感謝しておられることでしょう(なお、心停止と言っても、野球の球が勢い良く心臓近辺の胸に当たって起こるとか、血液中の不溶性物質が心臓を養う冠状動脈血管の狭隘部に引っ掛かって起こるなどのケースは、AEDの処置は有効であると判断されます。ただ、このようなケースは数多くの心臓発作の中のごく一部と考えられます)。
 対価効率ということを考えました時、医療費抑制の時代にあって、果たしてAEDの普及は割に合っているかが問題です。このことは、“ココログ”時代の私のブログに、AEDを十分配備して開催された愛知万博の際のことを記しました。

 そもそも心臓発作の原因が未解明と現代医学ではされています(私は、この原因を酸性腐敗便の産出・吸収によるものだと解明したということをこのブログで述べ続けてきております)。
 そのような状態の下での医療ですので、心停止するに至ったら何もせずにいたら間違いなく死に至りますから、或る意味“一か八か”ということで行う処置がAEDです。

 ただ、心臓発作を起こした患者さんは、心停止に至るまでに、そのことを起こす原因によって苦しみ悶える期間が、何十分~何時間(場合によっては何日)もあるのです。
 この間に、心臓発作の根本原因に対する処置を施したら、遥かに数多くの患者さんを、安全かつスムースに治癒させることができ、掛かる経費も遥かに軽くなるはずなのです。

 医療がこのような状態であるにもかかわらず、一県あたり何万人もにAEDの操作を習熟させる講習が盛んに行われています。
 医学界がその根本原因を不明だとしておりますので、これに対する処置を行えずに、ただ心臓が止まったならば習った通りAEDの処置を行えというのですから、助けられないケースが非常に数多く出てくるのは当然です。
 一般人の中には、AEDの処置を自ら行って病人を上手く助けられなかった場合には、“自分が殺したのでは”と悩み込む人も出てこようというものです。

 21世紀の医療は、病気の原因を解明し、その原因に対して直接処置する形のものにするべきであるということから、慢性諸病の原因を解明した私どもの研究成果を啓蒙しようと私は努力しているのです。