健保組合全体の経常収支、3千億円の大幅赤字に―健保連(医療介護CBニュース) - goo ニュース
先月(9月)の11日に上記のようなニュースが入りました。
健保組合全体の経常収支、約3千億円の大幅赤字で、組合のほぼ7割が赤字状態であるというのです。その理由は、後期高齢者医療保険制度導入による負担増加、不況による賃金・賞与の低下に伴う保険料収入の減少などで、健保組合の財政は極めて深刻だからだそうです。
大体の人々が、おおよそのことはご存知のニュースではありますが、高齢化社会を迎えつつある今日、いずれは誰しもご厄介にならざるをえない医療の経済的基盤が脆弱であるということは、黙って看過することのできないことであろうかと私は考えるのです。
このような問題については、従来通りの常識的な判断にしたがえば、慢性病の罹患者は今後ますます増える一方で、したがって支出は増加の一途をたどり、それに対しての収入は組合員から収められた健康保険料で、これは不況の状態では減少することが起こります。そこで、支出が収入を上回れば組合の財政状態は赤字となり、この赤字が継続的に続くとすれば、健保組合は破綻するしか他に道は存在しないことになります。
健康保険組合が破綻を来した場合には、健康保険組合に加入していた人々は国民健康保険に加入することになります。
今年に入ってからだったでしょうか?私も記憶が定かで無いのですが、確か西濃運輸の健康保険組合が破綻して、国民健康保険へと移行するということがニュースとなりました。すなわち、この移行に際して健康保険組合の抱えていた赤字がそのまま国保に負荷されることが大きな問題となったのだったのではと記憶しています。
企業の健康保険組合の7割もが赤字では、次々と破綻して組合員が国保に加入すると、国民健康保険組合の財政状態は悪化し、これが破綻してしまうことさえも十二分に起こりうると危惧される状況となっています(今のままでさえも、国保も危うい状態にあるのですから)。
ところで、このような問題の解決策として、保険料率の引き上げなど以外に、もう一つ極めて有効であるはずの手段があるのですが、このことについて採り上げられることがほとんど無いのは何故なのだろうと私は不思議でならないのです。
その方法とは、病気を予防できるようにすることと、その治癒率を上げる事です。
ところがなぜか、これまた不思議なことに、伝染病以外のほとんどの病気に対して、有効な予防・治癒策がいまだ無いと思い込まれているようなのです。(続く)
先月(9月)の11日に上記のようなニュースが入りました。
健保組合全体の経常収支、約3千億円の大幅赤字で、組合のほぼ7割が赤字状態であるというのです。その理由は、後期高齢者医療保険制度導入による負担増加、不況による賃金・賞与の低下に伴う保険料収入の減少などで、健保組合の財政は極めて深刻だからだそうです。
大体の人々が、おおよそのことはご存知のニュースではありますが、高齢化社会を迎えつつある今日、いずれは誰しもご厄介にならざるをえない医療の経済的基盤が脆弱であるということは、黙って看過することのできないことであろうかと私は考えるのです。
このような問題については、従来通りの常識的な判断にしたがえば、慢性病の罹患者は今後ますます増える一方で、したがって支出は増加の一途をたどり、それに対しての収入は組合員から収められた健康保険料で、これは不況の状態では減少することが起こります。そこで、支出が収入を上回れば組合の財政状態は赤字となり、この赤字が継続的に続くとすれば、健保組合は破綻するしか他に道は存在しないことになります。
健康保険組合が破綻を来した場合には、健康保険組合に加入していた人々は国民健康保険に加入することになります。
今年に入ってからだったでしょうか?私も記憶が定かで無いのですが、確か西濃運輸の健康保険組合が破綻して、国民健康保険へと移行するということがニュースとなりました。すなわち、この移行に際して健康保険組合の抱えていた赤字がそのまま国保に負荷されることが大きな問題となったのだったのではと記憶しています。
企業の健康保険組合の7割もが赤字では、次々と破綻して組合員が国保に加入すると、国民健康保険組合の財政状態は悪化し、これが破綻してしまうことさえも十二分に起こりうると危惧される状況となっています(今のままでさえも、国保も危うい状態にあるのですから)。
ところで、このような問題の解決策として、保険料率の引き上げなど以外に、もう一つ極めて有効であるはずの手段があるのですが、このことについて採り上げられることがほとんど無いのは何故なのだろうと私は不思議でならないのです。
その方法とは、病気を予防できるようにすることと、その治癒率を上げる事です。
ところがなぜか、これまた不思議なことに、伝染病以外のほとんどの病気に対して、有効な予防・治癒策がいまだ無いと思い込まれているようなのです。(続く)