横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

慢性病の主治医はご自分自身! その68

2008-12-02 11:42:19 | Weblog
 原因が判っての治癒努力と、判らぬままの治癒努力とでは、掛かる経費と成果とに極めて大きな差異がつきます。
 例えは悪いかも知れませんが、解答が判っていて(あるいは、どこら辺の問題が出題されるのかが判っていて)受けたテストと、そのようなことが皆目判らぬままに受けたテストでは、獲得できる点数に大差が生じます。
 何に注意したら良いのか?そのためにはどのような方法・手段が有効なのか?どのような変化が生じた際に特に強力に実践したら良いのか?などなど、敵(病気)の正体が明らかとなっていて、敵の手の内ややり口が判っていて、それに対抗するための行動がなにゆえに必要であるのかということを理解・納得した上で行なうのと、判らぬままに行うのとでは、得られる成果に大きな差異ができてしまうのです。
 このこと自体は、ごく当たり前の当然のことだと皆さんもうなづかれることでしょう。

 今日では、健康の維持・増進、病気にならないようにするための無数と言えるほどの様々な情報が巷に溢れかえっています。
 “北海道の旧瀬棚町では予防に力を入れた改革を行い、医療費を3~5割近く削減することに成功した”旨の成果は、既知の情報に基づいて得られたものです。
 一方、人口39万人の神奈川県藤沢市では、厚生労働省のモデル事業で、健診と保健指導強化が健康状態や医療費に与える効果を検証した結果、ごく一部の生活習慣や各種検査数値の改善は認められたが、肝心の医療費削減に寄与すると判断される結果は僅かにしか見られなかったわけです。