横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

慢性病の主治医はご自分自身! その142

2009-06-24 14:47:39 | Weblog
 また一つには、ちょっと話は飛びますが、例えばガンの中でも男性が罹るガンのトップである肺ガンの主因は喫煙ということになっております。しかし、自動車の排気ガスによる大気汚染も肺ガン発症の主要因子であることはほとんど判っているわけです(なお近年は、この点に関してはかなり改善の努力が認められています)。
 ただ、自動車産業は日本経済を支える極めて大きな柱でありますため、司法の世界でさえもその害を明らかに故意に見逃しております。いわば、“長いものには巻かれろ”的な考えが社会には厳然として存在致します。
 このような、とくに経済的なしがらみから、明らかに限りなく黒に近い灰色の原因因子であっても、ハッキリした科学的裏付けの取れていなかったりする場合にはなおさら、その因子を注意すべきだと人々に示すことをしません。

 ところで、1975年にアメリカ合衆国では、国民の健康を守り病気を積極的に減らすため、“俗称・栄養問題特別委員会”を議会上院内に創設し、慢性病の原因が食生活の誤りにあること、この点の改革無くして改善は望めないこと、慢性病の治療に於いて化学薬品(薬)は無効であるという結論をレポートとして提出しております。
 我が国の場合には、このような大問題について検討される場合、国民の健康維持、病気予防がテーマであるのに、その結論いかんでは大きな経済的影響を受けるかもしれない私企業の方に何故か重き配慮をして、極めて曖昧などうとも取れる玉虫色の文言を羅列する事で済まされることがほとんどです。
 結論はハッキリとさせて、あとは個々人の判断に任せるのでは無く、お上が大衆をコントロールしなければならないという考え方が、お役人と呼ばれる人種の間にはいまだ色濃く残っているようです。