横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その11)

2011-04-08 09:11:54 | Weblog
 私は、上述してきました私どもの研究の諸成果が広く啓蒙されましたならば、例えば、慢性病での罹患率をかなり大幅(1/2~数分の一ほど)に削減させることが十分可能だと予測しています。したがって、現状の医療費を何割か削減することすら夢では無いと考えているのです。
 ただし現在の状態を考えた時、皆さんにとってこのような私の言葉は極めて信じ難く感ぜられるものであるに違いないであろうと私も想像するのです。したがって、もちろんこのことは言葉を加えて述べませんと皆さんにご理解頂くのは非常に難しいと思われます。そこで、私が考える医療費削減策の中身を以下に述べたいと思います。

 例えば、慢性病の原因が解明された場合には、慢性病という敵の正体が明らかとなりますので、予めこれを予防することが可能となります。このことは、敵の正体がハッキリとは判らぬまま対処を行ってきた従来の状態に比べ、敵との戦闘に於いて極めて有利な立場を確保できることになりますから、遥かに多大な成果を獲得できるはずであるのです。
 慢性病の原因を解明した理論の下に立案された食生活を中心とする生活環境の改革は、慢性病の予防・治癒に非常に効果あるものだと私は確信しています。そもそも、事(病気)が起こってしまってから後にこれを治す努力よりも、その原因とメカニズムとが判った上での普段の予防の努力の方が、遥か桁違いに少ないもので済むであろうことは当然のことだと大半の人々も考えておられるであろうと思うのです。

 なお私は、酸性腐敗便学説にのっとった行為を行うことに伴って慢性病に対して上げ得る成果は、医療従事者たちによるものよりも一般の個々人レベルによるものの方がかなり大きなものとなるはずだと考えています。すなわち、慢性病予防・治癒の最前線の砦は個々の人々ご本人の努力に大きく委ねられているものであって、また、この部分での努力は人々が想像されるより遥かに大きな成果をもたらすものであると私は強く確信しております。
 ところで、このように慢性病の原因が解明され、その研究成果に基づく確固たる食生活他の指針が確立されたとしても、その指針に沿っての実践の努力がなされなければ当然、成果はまったく上がらないことになります。そしてまた、或る程度その内容を理解されて節制の努力を始められても、なかなか長期にわたってはその努力を続けられない人の多いというのが実状ではなかろうかと私は予測するのです。

 すなわち、残念ながらかなりの割合の人々が努力することよりも怠惰あるいは安易な生活を強く好むようであり、また、従来の世界で通用していた常識的判断から脱せられず、新らしい考えを採り入れることにかなり抵抗があるようだからです。ことに食生活の問題は食欲と言う、生命維持に密接に結びついた基本的な欲望が当然関係するのですが、この欲望をコントロールするということが(それが健康・生命の維持にとって極めて重大な影響を持つものだということを頭では理解することができたとしても)なかなか容易なことでは無いのです。
 ことに、味覚ということに対して日本人はとくに鋭い感性を持つ民族であって、また、優れた調理の技術を持っていて、食べ物を美味しく作る秀逸した才能を有すると私は思っています。このこと自体は極めて大きな長所と評価しうるものですが、病気(慢性病)罹患ということに関しては時に大きな短所になりうるものであると酸性腐敗便学説の観点からは判断できるものであるのです。

 すなわち、人間の健康を損なわせ、さらには貴重な生命を奪うために病気が人間に対して仕掛けた罠は、色々な意味で(ことに味覚的に)極めて魅力に富むものであるのです。そして、そのような魅(魔)力あるものだからこそ大半の人間がその罠に次々はまってしまっている(病気の原因の正体と病気発症のメカニズムとが判らないとされている状態に現在あるので致し方ないことであるのかも知れないのですが、何と!自らの貴重なかけがえの無い生命とその魅力溢れる食べ物とを取り換えっこするという大きな過ちを、極めて信じがたいほど莫大な数の人間たちが犯してしまっていると私は結論しています)のだということに気付かれて、このようなものであることを心に銘じて頂きたいと私は思っています。
 人生の大半の期間に於いて食べ物は、人間にとっての栄養として血となり肉となり、また、エネルギー源となっているものです。このような人間が生きる上でもっぱらプラスの影響のみを及ぼす性質のものだと殆どすべての人間たちの思い込んでいるその食べ物が、時にその姿を大変身させて、健康・生命を奪う最大の原因になるという、諸刃の剣の性質を持つものであるのだということに対しての認識が、現在の医学界・栄養学界に於いては、まったくと言って過言でないほどの大盲点となってしまっていて、欠落してしまっています。したがって、一般の人々はもとより医師の人々でさえ、“酸性腐敗便”と私どもが命名した慢性病の根本原因物質の存在を今もなおご存知無いのです。

 上記しましたような状態のままで現在は、世界中で毎日10万人近い生命が奪われているのです。これが真実であるなら、実に信じ難いようなことだと皆さんも感ぜられませんか?
 そこで、私の言葉の真偽を良く良くご検討頂きたいと私は願っているのです。