横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

日本再生論(その8)

2011-03-08 14:25:05 | Weblog
 病気罹患中に、“もう二度とこのような目に会うのはコリゴリだ”と、その治癒を痛切に願う望みが叶ってからさほど月日が経たぬうちに、再度前回とほとんど同じような具合に病気の罠に引っ掛かり、終には命まで奪われてしまっている人が、極めて多数(恐らく、世界中で毎年千数百万人)おられるという現実があります。
 その原因を考察して見ました時、以下のようなことが考えられると私は判断するのです。

 そのような事態を招いたことの最も大きな原因の一つは、コリゴリするような目に自分を合わせた病気の正体が一体何なのかの見当が付けられずにいるということです。
 もちろん、医師などから退院時には、過去の経験に照らして判明している範囲内の諸注意事項は伝えられるのです。しかし、医学界が慢性病の原因を未解明としております現状では、患者さんご本人がなぜそのような諸事項を注意すべきであるのかが心底納得できずにいると私は判断するのです。
 すなわち、自らが納得できずにいる事項を、長期間に亘り厳格に守り続けることは非常に難しいのです。したがって、自らにとって居心地の良い元通りに近い(その中に病気へと招いた原因が存在すると推測される)生活へと戻ってしまいやすいのです(また、原因未解明である状況下に於いては、肝心な根本原因に対する注意事項は欠落したものとならざるを得ないのです)。

 また一つは、その病気を招く原因となったものが非常に味覚的に美味しいなど、極めて魅力に富む食べ物であった場合には、病気の原因の正体が何であるのかが医学界ですら判らぬとされている現在、一旦病時に感じた苦痛が取り除かれた際には、再度その食べ物を摂取し、先の病気を招いたのと同じ条件が負荷されることが起き得るのです(この世の中は極めて巧妙に作られていて、病気というそれ自体は精神を持たないものが、あたかも精神を持っているかの如く、我々生物〔とくに人間〕の持つ弱味〔例えば、各種の欲望など〕を彼ら〔病気〕は見透かしていて、罠を張り巡らして我々が罠に掛かるのを待ち受けているように私には感ぜられてならないのです。しかも、人間たちは、いまだそのような罠の存在と、そのメカニズムとを認識できずにおりますため、いとも容易に罠に引っ掛かって、続々と生命を奪われ続けているのだと私は判断しています)。
 病気(ことに慢性病)に罹患し、幸いにして運良く救われた健康・生命が、初回の過ちからほとんど何も学ぶことも無く、再度過ちを繰り返し、より病状が重篤化して、大きく健康を損なわせ、終には生命までをも奪う帰結を迎えるということは、“霊長類”と自らを呼ぶ生きものの所業としては、極めてみっともない無様なものと感ぜられるものです。
 毎年莫大な犠牲者を出し続けていることを、いい加減にストップさせたいものです。私の過去の記述をお読み頂けば、それは既に十分に可能であることをお判り頂けるはずだと思っております。

 さらに一つは、栄養というものに対する評価に対して、現在の医学は元より栄養学界の根幹部分にも大きな盲点・欠落があると私は判断しています。
 ことに、平時と非常(病)時とでは、同じ食品の栄養に関する評価に、ほとんど正反対と言っても過言で無い変化が生ずると私は結論しています。
 しかし、それらの食品は平時にはいつも食べていた物であり、それを食べる事で元気も維持でき、過去に於いては何も恐ろしいことは起こらなかったので、病気は体が弱って起こるのだから、その元気の素を食べれば体力が回復して、きっと病気も治るというような判断が往々にしてなされています。
 このような判断が食品の種類によっては極めて誤ったものであって、このことが病気ことに慢性病発症の根本原因であるのだということが、医学(栄養学)界で今尚判らずにいると私は結論しているのです。
 このような非常に単純な事柄が極めて莫大な数の人々の健康・生命を奪う元凶であるのだという情報が伝達できずにいるために、どれほどの人的・経済的損失が生まれているのかを考えた時、是非ともこのような情報を知らせたいと思う私の気持ちを皆さんにご理解頂ければと願っています。