横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

食べ物や腸内への関心の高まり

2007-10-21 16:39:51 | Weblog
8割が未知、家族も他人と同じ=日本人の腸内細菌群解析-医療応用期待・東大など
10月18日18時1分配信 時事通信
健康な人の腸内に1000種程度生息する細菌のうち、8割が未知の菌であり、細菌群の構成は家族でも他人と同じぐらい違うことが分かった。東京大や奈良先端科学技術大学院大、宮崎大、徳島大などの研究チームが18日、健康な日本人の大人と乳幼児計13人の腸内細菌群の遺伝子を解析した成果を発表した。論文は英科学誌DNAリサーチ電子版に掲載された。
 この研究は健康な人の腸内環境を解明した上で、炎症性腸疾患や大腸がんなどの患者と比較し、治療や予防に応用するのが目標。健康に役立つ食事メニューや機能性食品の具体的効果も分かるようになる。日米欧などの研究機関は12月に国際プロジェクトの初会合を開き、腸や口、鼻、皮膚などに常時存在する細菌群の全容解明を目指す。


 上記のようなニュースに私は興味を持ちました。

 何を食べたか食べた物の種類によって、一人の人間に於いても腸内に存在する細菌の種類が相当変化するということが、かなり以前行われた研究によって明らかとされてはいるのです。
 すなわち、手術により腸に穴を開けて、“漏管(ろうかん)”と呼ばれる開閉可能な窓のような部位を設けた患者について、食べた物の違いによって腸内に存在する菌の種類が大きく変化することを確認した研究は、20世紀の初めの頃行われて、論文も発表されています。

 この度、上記のような研究が行われたというニュースは、食べ物と健康あるいは病気、腸内細菌叢と健康あるいは病気との関係についての関心の高まりを示すもので、非常に結構な傾向であると私は感じました。
 酸性腐敗便産出の因子としては、食物並びにその食物を食べた時点での消化(器官の)能力が最も大きな影響を及ぼすものであると私どもは判断しています。しかし、腸内の菌叢の状態も或る程度影響を及ぼす可能性があると考えられます。そこで、このような点に関しての研究は更に詳しく行われる必要があると考えておりました。酸性腐敗便産出への食物の影響に関して究明する角度からのデータを採って欲しいと私は願っております。

 ただ、医学界では現在、酸性腐敗便というものの存在が知られておりません。せっかくこのような研究が行われるのならば、ぜひとも酸性腐敗便というものの内容を知って後に行って頂きたいと思っているのです。