横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

閑話休題 医師が足りない?(その1)

2007-09-10 09:08:05 | Weblog
 近頃、“医師が足りない!”という言葉を新聞記事でしばしば目にします。
 そこで、来年度からは養成する医師の数を少し増やすのだそうです(一方、歯科医師は過剰で、過当競争の悩みが出てきているそうです)。
 このことを私は、極めて不思議に感ずるのです。

 日本の場合には、それぞれのお役所が統計成績を毎年まとめて、少し遅れての刊行ではありますが、“白書”というものも出しております。
 もちろん、病人の数も、それぞれの病気の種類別、年齢層別にその数の統計が正確に取られています。
 これだけ統計がシッカリ取られていれば、どのような病気の発生傾向にあるか、また、病人の数の変化はどのような傾向が見られるのか、病人と医師の数との比率はどう変わってきているかなどのことは傾向として十分捉えられているわけです。

 年々変わる数字の中に、世の中の変化を読み取り、それに対応させてゆくよう政治を切り盛りするため、たくさんのお役人が雇われています。
 確かに病人の増加傾向は急であると言っても、それは年単位の中で見れば、予測は十分立てられるので、何歩遅れかでも対応するのが行政の役割であるはずです。

 それが、“足りない!”、“足りない!”と騒がれるようになってきてからようやく腰を上げるとは、それらの担当部署のお役人は何をされていたのかと思わずにはいられません。
 他の省庁、とくに社会保険庁などは、余りにも杜撰な仕事ぶりに、ついには組織が解体されることに決まりましたことはご承知の通りです。
 類似の事件が頻発している様を見ていると、莫大な国家債務もこのような役人の杜撰な仕事ぶりも要因の一つだなあと感ずるのです。
 “もっとシャキッとシッカリやってくれよ、頼むから”という気持ちになります。