横田予防医学研究所

現代医学で原因未解明とされている慢性諸病は
今だ本当に解明されていないのか?
その答えを述べたいと思っています。

慢性病の主治医はご自分自身! その35

2008-09-15 10:42:09 | Weblog
 私は良く“質”と“量”ということを考えます。
 今流に言い直せば“ハード”と“ソフト”と言った方が通りが良いかも知れません。

 ハードは、例えばパソコンなど機械の本体であったりするわけで、これには企業が定価というものを設定しております。
 ソフトもコンパクトディスクのようになっていますと、定価が設定されています。
 しかし、量は数値化できるのですが、質は数値化することの難しいものが多いのです。

 人々はとかくハードに対しては価値を容易に認めますが、情報などのソフトに対しては、聞いたり見てしまえばそれで終わりと考える人が多く、お金を払ってまで求めようとしない人も多いのです。
 ことに、中国などでは、他の者や会社がデザイン・意匠の特許など、世界的に権利を取得している知的財産に対して、それを勝手に使用することが頻繁に起こり、極めて問題だとして世界のマスコミなどで再三採り上げられておりますことはご承知の通りです。
 日本に於いても、今日でこそそのような行為を勝手にしてはいけないことだという考えがだいぶ浸透してきました。しかし、まだ欧米などと比較すると、少しぐらいなら良いではないかと考える人たちが一部にはいるようです。

 この、質すなわちソフトの方がハードより、より重要である場合がままあるのです。
 医療に於いても、薬や検査機器なども大切なものではありますが、病気の原因に関する情報など、いわゆるソフトが病気治癒の鍵を握る存在である場合が数多くあるのです。したがって、その情報の価値は、それを必要としている人にとっては、限りなく大きなものであるわけです。
 ただ、このようなものは、健康保険の点数すなわち量(お金)に換算して評価することが難しいのです。
 質と量とを同じ土俵に乗せた制度を作るということは極めて難しく、おそらく将来的にも、完全に要件を満たす制度の実現は不可能なのではと私は思っております(制度として形を整えることは一応できるかも知れません。ただ、医師が患者に対して医学的情報を伝えることを行い、それに対する医療報酬を求めた時、それを実際行なったのか否か、もしくは、どの程度に行なったのかを審査する側が確認することはほとんど不可能であると考えられるのです)。
 このように、情報とは極めて重要なものであるからこそ、自らが積極的にそのようなものを求め、最終的にはご自分の健康・生命はご自身で守る必要があると私は考えているのです。