ところで、日本人は団体的に統率のとれた行動をすることを得意としています。
例えば、東京オリンピックなどの大舞台の式次第の進行や、鉄道の過密と言いうるほどのスケジュール通りの運行などはその典型的なものと言えましょう。
ただ、更にもう少し複雑な事柄に対して統率のとれた行動をすることは、非常に不得手であるように私には感ぜられてなりません。
例えば、外交は相手があることですから、そうそうすんなり . . . 本文を読む
また、一つのネックとして、この作業を行うに要する時間の問題があります。
すなわち、食生活改革の問題を患者さんにご理解頂けるように説明することは相当に時間を要する作業です(今の医療は、大きな病院の外来では、うんざりするほど待たされた挙句、診察の時間は2,3分です。一方、食事療法の説明は個々のケースで説明する内容が異なり、しかも、かなり時間を要することであるのです。例えば、30分、1時間あるいは . . . 本文を読む