お釈迦様の有名な逸話に『貧者の一灯』(ひんじゃのいっとう)があります。
お釈迦様が、ある町にやって来ると聞いた人々はお迎えの準備をしました。
到着が夜になると知って、足元を照らすための灯明を持ち寄ることにしました。
金持ちは何千という灯明を出して明るく照らしました。
ある貧しい女性は灯明を買うお金が無いため、髪の毛を切って売りわすがな油を灯しました。
回りの明るく灯る火に比べると今にも消え入りそうでした。
お釈迦様が、やって来る前に突然に大風が吹いてほとんどの灯明が消えてしまいました。
しかし、貧しい女性の灯明だけが消えずに
灯り続けていたそうです。
貧しい者の痛みをともなった真心(真実の灯)は消えないという話として伝えられています。
いま新型肺炎ウイルスで市場にマスクがありません。
紙や布で手作りマスクを作って武漢にも送りたいものです。
頑張れ武漢!早くおさまって復興を願っています。
貧者の一灯祈願