年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

コミュニケーション?

2011-02-24 00:00:00 | Weblog
 今年卒業予定の学生の就職未決定者に対しての大学・高校側、ハローワーク側そして事業所側が集まっての就職面接会が各地で催されている。厚労省も力を入れているこの雇用問題に大きな助成金を付けてなんとか解決の方向へと躍起になっている。そこでその担当になっている友人H に就職が決まらない学生はどういうところが問題だと思うか、と訊ねたところ、彼はコミュニケーション能力不足も一因かなぁ…などと答えてくれた。
 職業訓練校で障害を持つ求職者の就職支援をしているMさんがやってきて珍しく私の前に座った。何か私に話したいことがあるようだ。顔色見ればいつもの顔に比べると幾分疲れきった顔のように映る。どうしたの…と訊ねると、仕事辞めようかと思うんです・・と辛そうに話してくれた。さまざまな職場内人間関係や家族内の問題があり詰まっているようだ。で、話を聞きながら私が注意していたのは、彼女が発する言葉より声の質、目の動きや体全体で表現するものの観察である。話し言葉の奥にあるものを聞きながら考えた。
                  
 研修会で習ったノンバーバルコミュニケーション、やバーバルコミュニケーションについてその意味を知っている人は多い。しかしそれをきちんと理解し実践できる人をあまり知らないでいる。私は、言葉ではなく言葉以外のものから聞き分ける能力について学ぶ必要があると考えている。ノンバーバルコミュニケーション能力は、訓練や学習で自分のものに出来るような能力なんだろうか、きっと傷ついて閉じこもったり、どうしようもない不安感などの経験を数多く持つことから得るほうが単なる知識を学ぶより優れた学習ではないか、と思う。私の周りのカウンセラーと自認する人たちから教えられることの多くは、コミュニケーション能力は、言葉のやり取りについて聞く能力が中心であると聞かされるけれど、私は言葉より言葉の後ろに隠されている感情や考え、思いのほうが気にかかる。
 コミュニケーション能力不足、などと簡単に評価するけれど、喋ることと聞く能力よりさらに相手の思いを推測する能力のほうが大事であると考えている。どんなもんだろうか?
 明日は休暇をとって、雪のあるうちに山に行く予定。

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