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試行錯誤。考えるコトの重要性。

2017-03-26 07:29:31 | Free

【 試行錯誤 】

新しい物事をするとき、試みと失敗を繰り返しながら
次第に見通しを立てて、解決策や適切な方法を見いだしていくこと。

▽「試行」は試しに行うこと。「錯誤」は誤り・間違い。

(goo辞書より(新明解四字熟語辞典))


よく言葉の四字熟語かもしれないが。

意味もわかっていても。

これをホントに実践できてるか?ってなると

これが意外とできてないコトって多いのだ。


昨今はこれが特にホントに足りてないって

想うことがすごく多い。


特に『 試行 』の試しながら行うことが足らず。

『 錯誤 』の誤り・間違いって部分に怖さを感じて

チャレンジすらしないってコトもあるのはよく見るかなと。


その上で経験や知識を得た上で。

その上でその先にある『 考えるコト 』が

より大事だと自分は常々想う。


そこでこんな記事を読んだと。


エディーとオシム、智将の「考えさせる」技術 「試して育てる、考えさせる」はこうやる (MSNニュース(東洋経済オンライン))


この記事では

ラグビーの日本代表の元ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏と

サッカー日本代表の元監督のイビチャ・オシム氏の指導法の

アプローチや日本人に対しての着眼点などを

スポーツや教育などの観点でライターの島沢優子さんが書いている。


この記事。ホント自分も仕事柄

セミナーなどの講師や指導などしてて常に想うし感じるコトだなと。


ラグビーのジョーンズさんは

いろんなチームを率いて成功してきた名コーチ。

日本代表のW杯での優勝候補の南アフリカを世紀の番狂わせと呼ばれる

大逆転勝利に導いたのは日本人の記憶に新しいところであろう。

そのコーチは現在日本の代表コーチを退任後。

イングランドのヘッドコーチに就任してまたもそこで成果を上げているという。


筆者は記事でその理由を。

『 試して育てる 』というキーワードを提言し。

その中で。エディー氏へのインタビューの発言などを合わせて載せている。


『 「他国と日本では、私の仕事はまったく違うものになった。
ひとつはストレングス(体力や筋力の強化)だ。
ほかの国の選手はクラブで代表に見合った体を作ってから合流するが、
日本は代表チームのなかでそれをやらなくてはいけない 」

もうひとつの仕事は「自ら考える・取り組む」
という主体性の強化だったという。

 他国の選手は、もともとそんなふうに育てられているので、
そのようなメンタリティがあった。
だから、私がそこに気を使わなくてもできていた。
ところが、日本には足りなかった」

 試合で「キックを有効利用していこう」と声をかけると、
日本の選手たちはキックしかやらない。
僅差で負けていて絶対にボールを離してはいけない場面でも、
安易にキックをして相手ボールにしてしまう。
指導を始めた当初は、選手一人ひとりが自ら考えて工夫できない場面が目立った。

 そこで、選手には
「不確かなものを授けて、自分で考えてもらうようにした」

(記事抜粋)


その上で意図的に。練習日と言っていたのに急きょ休みにしたり。

休養日にいきなり練習したり。

練習スケジュールを敢えて空欄にしておくなどしたそうな。


「混乱していい、自分で考える機会になる」

「(選手は)混乱していい。そこで、何が足りないのか、
自分を省みて、自分で考える機会になる」

(記事抜粋)


という意図をもって意識から変えて考えるようにさせたと。


さらに日本ラグビー全体の底上げのために

日本の高校や大学も見て回るコトを行い


「試合に負けたほうが、急に全員でフィールドを走り始めた。
つまり負けた罰として、追加で練習をさせられていた。
でも、選手に罰を与えてはいけない。
大学生であろうが、ラグビーは楽しませなければいけない」

「体力を失った選手がテストでよい数字が出せないのは当然のこと。
それなのに、コーチはフィットネスが足りていないからだ!としかっていた。
目の前の選手はフラフラしながら走っている。
あのような理不尽なことばかりやらされていては、
自分で考えることなどしなくなる」

「特に子どもたちの育て方を変えなくてはいけない」

「トップは勝つことにこだわるのは当たり前だろう。
でも、若年層は違う。
子どもを育てる指導者が勝利にこだわると、
どうしても厳しくなる。
そうなると、子どもたちは自分でラグビーをクリエートしなくなる」

(記事抜粋)


とエディー氏は日本の選手や環境に警鐘や提言をされてると。


その日本人の「自分でクリエートしない」って点に着目したのは

サッカーのオシム氏も同じと続け

「日本人は他人の言うことを聞きすぎる。
日本の選手はコーチが右に行けと言ったら、
右に行くよね。ヨーロッパの選手はわざと左に行くよ」

(記事抜粋)

とオシム氏は発言されてたそうな。

オシム氏の下でコーチなどされていた池上正さんが
著書でこういう記述もあったという。


「オシムさんはよく日本人の従順さを嘆いていました」と振り返る。

ある日、4人で四角形をつくってパス回しの練習をしていた。
4対2、4対3と、難易度が上がると守備の人数が増える。

多くの場合、グリッド(四角形の広さ)を大まかに決めるため
マーカーを4つ置くなどする。
範囲が決まっているため、日本の選手はそこから出ようとしない。

 すると、オシムから注意を受ける。

 「どうして動かないの? そこじゃもらえないでしょ?」

 「グリッドがあるので」と説明すると、再び怒られる。

 「試合のピッチにグリッドなんてあるのか!!」

池上は懐かしそうに笑って言う。

言われたとおりにしかプレーしない日本人の欠点

 「それやったら、なんでグリッド置いてんねん? 
と選手は言いたくなるでしょ? 見ていて、本当に面白かった。

オシムさんは選手にいつも、試合中はどうする?と問いかけてました。
つねに実戦をイメージして動いたら、
決まりごとなんて忘れるものじゃないかと。

一見めちゃくちゃなことを言っているようですが、
コーチの言われたとおりにしかプレーしない日本人の欠点を
修正しようとしていたのかもしれません」

(記事抜粋)

さらにオシム氏の著書には。

「選手たちにはサプライズが必要だ」とも書かれていて


池上によると、オシムも急に練習場所を変えたり、
開始時間を変えたりしていた。

「24時間、選手やスタッフを試し続けている。
考える力をつけろと伝えているのだと思った」

(記事抜粋)


と同じ名コーチには同じ共通点があると書いてる内容なのだけども。

・・・抜粋多くて。長くなってすみませんね。(笑)


ラグビーやサッカーに限らず。

自分もこれはホントに想うし。


スポーツの世界の指揮官・コーチや。

企業の経営者や管理職の方々。

教育機関の講師などの指導役など。


上手く行ってる人にはこういう発想があったり。

過去の上手く行った経験を

その現場や個別に対応させて問題点を洗いざらいにして

その悪い部分を出させないようにしながら

考えるチカラを身に付けさせることと。

それをさせる方もより考えるコトを繰り返す。


試してやってみた後に

また違った問題点が生まれたら改善するとか。

方法を変えてまた違うアプローチでやってみるとか。


まさに試行錯誤かなと。


まあさらに想ったケドも。

野球の野村監督のID野球や指導方法なども

同じように考えるコトをちゃんと理論や理屈をつけて

考えさせるとか。根拠を答えさせることで身に付けさせてたと想う。


故に成功事例も多く。成功する確率も飛躍的に上がると。


この時期に書かれてるコト。

確かに日本人の欠点として。言われたままやってしまうこと多いとか。

考えずに行動するコトってホント多いなと。。。


言われたコトや世に出ている情報などを鵜呑みにして

考えるコトや検証などせずに。やってしまうとか

信じてしまうってよく見るなぁと。。。


こういうコーチや指導者に会えて

発想や意識が変えられる人は残念ながら

運なども相まって。なかなか日本にはこういう方はいない。


もしいっぱいいたら?

日本の成功事例はもっとより高度な成長になり。

日本の社会ももっとクリエイティブで。いい世の中になってるハズだから。


でもなってないってことは

ザンネンながら教育の現場が個別に対応せずに

画一的に成功した事例を反復や

成功事例をトレースさせる教育方法とか。

知識や情報を教えて。しかもレールがある上で

同じ方法でやっていく手法が多い。


日本の受験なんてまさに最たるモノかとも想う。


こういう同じような方法でやっていけば

そりゃ画一的でドコとっても同じ。金太郎アメみたいになってしまう。


同じようなのがいっぱいあれば。

傾向も対策もしやすいんだよね。。何気に。(笑)


自分らしさや。

自分の考えをはっきりもってる人も少ないし。


もし持っていても

それを表現できないとか。しないとかも多い。


それこそ試行という部分を避けてたり。

錯誤ってことに怖れを感じてできないとかね。


失敗したっていいじゃない。

次に同じ失敗しなきゃいいんだもん。


・・・みつを。。。って書かないとダメっぽい書き方した☆(*/∇\*)キャ!(爆)


すまん。おちゃらけた。(笑)

でも失敗は成功のもとや失敗は成功の母ってコトワザもあるが。

失敗して痛い想いしたって

その経験が上手く行くきっかけになるかもしれないんだから

まず何か考えて想うことがあるならば

試してやってみるのもイイコトだぞと。


その上でちゃんと反省もする。反省を生かして改善する。

その改善をまた次のチャレンジに向けてみる。


その中でいろんなコト考えられるようになれば

もっと世の中も変わるかもしれないよと。


自分の中の見え方も変わるかもしれないし。

上手く行かない世の中だなって想うなら

景色も少しずつ変わってみえるかもしれないよと。


成功したいなら

ホント試行錯誤の上。経験・知識を増やし。

その上でイロイロ考えて悩め。


答えはひとつじゃないのが世の中だ。

学校のように同じレールの上だけが社会じゃないし。

答えがひとつの勉強とも世の中は全く違うぞと。


ただ勉強の頭の発想を切り替えると

それも考える力のベースメントになりうるもので

上手く活用するだけでも。切り替えるだけでも

また考え方や見え方も変わるかと想うぞ。


利便性も増えていろんな世の中の変化があるなら

それらに対応するなら考える力はホント必要だぞと。






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