はるまのとりとめのない日記 (ほぼおやつ日記)

【とりとめのない】「特に重要ではない単なるおしゃべり」といった意味合い

*東京マラソン ☆おなか減ったーの後半

2007-02-27 | 道楽・ランニング

さて、後半。

22km地点で、給食はなかった。
目の前、真っ暗状態。(あ、低血糖症じゃないです。精神的にね。)

すぐに考えたこと。
次のエイドは? 次の27kmには、残ってるのか?

25kmの給水所、水のボトルを飲んだ後、不要のボトルを渡した
ボランティアのオジサンに、「次の給食は、残ってますか?」 と聞く。
「給食は、あとちょっと先だよ。」 とオジサン。
「22kmのエイドには、何もなかったんです。」 と訴える私。
「あれー、なかったの?じゃあ、次もないのかな?ちょっとわかんないや。」
聞きたくない言葉が返ってきた。
25kmの給水所には、給食の情報が入ってない模様。

や、やっぱり~
もう最後まで、エイドは期待できないと思った方がいいのね

なけなしの、ブドウ糖をひとつ口にすることにする。
2個しかポケットに入れてない。
最悪、ここで1個、残りの1個は、40km手前でか?
少ない食料で食いつなぐ、遭難者かっ!

ポケットに手を入れると、ぐっしょり濡れた替えの手袋とミニタオル。
後半付け替えよと思ってたのに、すでに濡れてるじゃん。
タオルと一緒に団子状になってポケットを膨らませてる。
こんなことなら、手袋じゃなくて食べ物をポケットに入れればよかったよ~

ブドウ糖の包装を外そうとしても、手がかじかんでいて、できない。
くだんのオジサンに開けてもらって、口に入れた。
よほど、情けない表情だったのか、オジサンは、走り始める私に
「気をつけてね。無理しないようにね。」 と声をかけてくれた。
「ありがとう。大丈夫です。」 と言いながら泣きそうになる。
給食がないという心細さと、オジサンの人情にグッときて。

銀座。
普段は、買い物客で賑わう目抜き通りも、
今日はランナーと沿道の応援の人たちで、溢れてる。妙な気分。

浅草に折り返すので、先行ランナーとすれ違う箇所。
1回目の品川までのコースの時は、復路をほとんど見てなかった。
今回は、ちょっと気にしてみる。
谷川さんが、好調に飛ばす。その少し後を、数人の男性ランナーに
囲まれて走る、有森さん発見。転倒する前かな?笑顔だった。

「有森さん、ファイト~!」 と大きな声で。
私だけでなく、多くのランナーが声をかけていた。
有森さんは、笑顔で小さく手をあげ、応えてくれた。
ここでも、ウルウル
競技者としてマラソンやってたら、つらいこと、いっぱいあっただろうな。
ラストランって、何を考えて走るんだろう?


雨は、やんだかと思うと、また降り始める。
合羽を手放すの、早かったなー。
ポケットの中のものまで、グッショリなっちゃったよ。
寒くって、羽織っていたウィンドウブレイカーは、ずっと脱がずじまい。

途中の写真ポイント。
ゼッケンが見えるように、前のジッパーを開けてみるも
手がかじかんでいて、開け閉めもままならない。
そのうち、写真なんてどうでもいいかな、と思い始める。
それより、面倒なことは省いて、体力温存。

給食は、結局、一切なし。
道路に潰れたあんぱん(であろう)の残骸を見て、
「あーここにあったんだね。」 と思う。
透明なセロファン(?)に包まれたチョコレートが1個落ちてるのを
見つけたときは、「拾って食べたい!」 という衝動に駆られた。
そんな意地汚い自分を、情けなく思ったり、かわいそうに思ったりで
また、ウルウル

おしりのポケットに、Ziplocに入れた千円札がある。
コンビニで食料調達も考えたけど、寒くて手がかじかんでいて
お金を出すのにも難儀しそうだし、暖かい店内に入ったら
その時点で、走るのをやめてしまいそうなので、断念した。

築地あたりで、2個目のブドウ糖摂取。
給水所のおにーさんに、「手がかじかんでいて開かないの。開けてくれる?」
と頼んで、おにーさんの手元を見ると、水がかかったのか、指先真っ赤。
私以上に、かじかんでいたようで、彼もまた、開封できない
「ごめん、あなたも冷たそうだね。何とか自分で開けます。」 と言って
歯で、切り込みいれて開封。無事、口に入れることができた。

この後なのか、前なのか、記憶が定かではないけど、
私設エイドに助けられた。氷砂糖とチョコレート菓子。
氷砂糖は、コンビニかなんかで買ってきてくれたのだろう。
袋を開けて、そのままランナーの手の平に乗せてくれた。

「ありがとうすっごく、うれしい!!」 とお礼を言って、
その場を離れたけど、抱きつきたいくらい、ほんとうに嬉しかった。

そのあとは、水よりは“腹のタシ”になるだろうと、アミノバリューを摂る。

35kmを過ぎると、「あーもう少しで、海実子さんたちの待つ応援ポイントだ。」
と、張り合いが出てくる。空腹と寒さで、疲労困憊って感じだったけど
せめて、応援ポイントでは、元気な笑顔で走ろう!

見えた見えた! 黄色い 『ニコ3マーク』 の旗。
曙橋の時より、人数が増えてる?
ありがたいな。名前を呼んでの声援を受けると、元気が出る。

坂も、そう苦にならない。

この先は、距離表示も、あと3km、あと2kmとカウントダウンとなった。

で、多分、このあたり(40km手前?)だったと思うけど、
バナナ出現!
どこに隠してたの?
カットする時間がないのか、丸ごと1本、皮をむいて渡してくれる。
今さら…という気持ちもあったけど、せっかくだから、いただく。
皮を途中までむいたものを差し出されたけど、「半分でいいです。」 
と、上半分だけもらった。
あるのなら、もっと手前のエイドで放出して欲しかったなー


そして、最後にドラマが…
あと2kmという所だったと思う。

このキャップ、ナイキのロングスリーブシャツ、メトロのポンチョ、
あっ、これは!! 見覚えがある!!

そう、スタート前に奇跡の再会を果たした 『手賀沼の彼女』 
の後姿だった。
今回は、しっかり名前を聞いている。

「Sさん、あと少し。頑張りましょう!!」 と声をかけながら、追い抜いた。
Sさんは、すこし驚いたように、「…あ、ハイ!」 と応えてくれた。
これで、手賀沼の時のお返しもできた。

疲れていたけど、心は軽くなって、ゴールを目指す。
なんだか、ゴールしてしまうのが、惜しいような気さえした。
身体は、もう限界だったけど、気持ちには、ちょっぴり余裕があった。

途中、給食が品切れと知ったときは、大落胆して、めげそうになった。
それでも、最後まで走りきれたのは、なんだったのだろう。
沿道の暖かい応援、ボランティアの方々のホスピタリティ、
目の当たりにした有森さんの頑張り、
いや、この日、スタートラインに立ったすべてのランナーの頑張りと、
抽選もれや諸事情で走ることができなかったすべてのランナーの思いが、
最後まで走らせてくれたんだな、って思う。


東京マラソン ☆感動編

2007-02-25 | 道楽・ランニング


完走記、遅々として進まないまま、総括めいたものを。


東京マラソン
実に、6度目のフルマラソンでした・・・



◆きっかけ

そもそも、走り始めたきっかけって、なんだったのだろう。

「なんで走り始めたんですか?」 
マラソン前日、銀座でお買い物の移動中、ふっきぃさん に聞かれた。

「なぜ、走ってるのか?」 は、よく自問自答する。
そういえば、『きっかけ』 ってなんだった?
ダイエットのためだったか…

何か新しいことをしたかったのよね、たしか。
スポーツクラブに長年通ってて、エアロビクスなどのエクササイズも
マンネリとなり、テニススクールやスカッシュにも手を出した。
(なぜか、プールには、足を踏み入れず)
テニスもスカッシュも初心者として習得することが多い頃は、すごく楽しい。
でも、中級クラス程度になると、次の一線が、ハードル高く
なかなか越えられなくなる。そういうときに、『もうひと踏ん張り』 が
できない“タチ”なので、「なんか、最近、つまんないな、やめよっかな。」
と、中途半端にやめてしまう。(大成しないわけだわ)

それでも、なにか 『新しいこと』 がしたい!

ふっきぃさんに、「残ってるのは、女相撲くらいかな、と思ったけど、
ちょっとねえ。」 なんて、冗談を言ったんだけど
とにかく、何か変わったことを始めたかったんだ。
フリークライミングや空を飛ぶ系(ハンググライダー等)も
興味があったけど、お手軽じゃないし、費用もかさむということで×

そんな時、スポーツとは縁のなさそうな、長谷川理恵が、フルマラソン完走。
素人レベルでは、なかなかのタイムらしい。なーんてことを見聞きする。
モデルができるんなら、私だって!!
なぜか、熱き対抗心。(よくわかんないね
で、しばらくして、ジムのトレッドミルで、走り始めたんだった。

走り始める前から、スポーツダイアリー(SD)に登録してたが
主に体重の管理の利用のみだった。
SDには、ラン・ウォーク・スイム・バイク・フィットネス(エアロバイク)の
トレーニングのデータが入力でき、そのランキングも表示される。
ランクインすると励みになったりして、ちょっと頑張ってみる。

「走るなら、大会出なきゃ!」 
誰に言われた訳でもないのに、そんな風に思うようになった。
(最初っから、大会好きだったのだわ、私。)
まもなく、町内会の集まりで、マラソンするオジサン(三浦国際マラソン
の参加賞Tシャツを着ていたので、私から話し掛けた)
に、初レースならと、横浜マラソンを勧められた。
素直に、エントリー。

きっかけは、こんなかんじ。 

 

◆取り組み

横浜マラソン、初レースということもあり、10kmにエントリー。

それまで、トレッドミルを走ることしかしてなかった。
しかもフィットネスシューズで。
大会直前にランニングシューズ購入。大会前に2回くらい外を走ってみた。
思い起こせば、当初から、『出たとこ勝負』 だったんだー。
70分くらいかかると思っていたタイムは、54分台。
このタイムに、気を良くしたのかな。ラン(=マラソン大会)にはまった瞬間。
大会好きの原点はここにあり?

そもそも、団体競技が苦手。
テニスやバドミントンもダブルスを組むと、パートナーの持ち分を
侵してしまう。インストラクターに、「それは、あなたのボールじゃない。」
と、怒られる。
そんな私には、単独でプレーするスポーツが合ってるのかもしれない。

 

朝日新聞朝刊 大岡 信 さんの 折々のうた
大好きな連載。

その、連載の 2月23日の “うた” がコレ↓

 職場の人らに趣味は短歌と言はずきて
 隠れキリシタンの歳月があり

               綾部 光芳  『水響』(平成18)所収

(著作権の問題もあろうかと、引用は、短歌のみ)

大岡さんの解説を併せて読んで、短歌をランニングに
置き換えたら、この “うた” 私の気持ちにぴったりだなあ、と思う。


いまでこそ、「マラソン大会に出るのよ(出たのよ)。」 と
周囲の人に言いますが、最初のうちは、黙ってた。
なんとなーく、マラソン・ランニングのイメージが
『1人で黙々と』 『ストイックに』 と暗い感じがしていて、
「走ってます!」 というのは、恥かしかった。

今も、「なんで走り始めたの?」 「なんで辛いフルマラソン走るの?」
と素朴な質問を投げかけられると、答えに詰まる。
自分自身、「なんでえ?」 と思うし。

…つづく (多分)


*境川を2日続けて走る

2007-02-22 | 道楽・ランニング


 ☆ 東京マラソン完走記、更新が滞っております ☆

   ****************** 


自称、走らんなー チャランポランナー
そんな私が、2日続けて、ランニング  びっくり 


■ 昨日(21日)

自宅からスポーツクラブM店まで、境川自転車道を北上。
境橋から、境川沿いに入りました。

しばらくは、脛が、痛いような、張るような…
キロ7分強のペースで、5kmほど。

その後は、時計を止め忘れたり、距離表示を見損なったり
246を過ぎてからは、距離表示がなかったり、と
どの位の速さで走ってるのか、まったくわからない状態。
脚は軽く、快調に走れてたので、キロ6分程度だったと思う。

 246は、交通量多し

鷺もいる。水、きれいなのか? 

魚影? 
大きい! 鯉? 何に群がってるのだろう?
あまりの大きさと多さに恐ろしくもあった。

幸延寺橋まで、13km強。 (キョリ測で計測)
ちょっとだけ先まで走って、Total 15kmくらいかな。
意外と近いんだな。


境川CRは、とっても快適なんですが、2,3 問題点も。

・境橋を挟んで数kmの間、自転車道が途切れている。
・246を横断する際、信号が遠い。
・246横断後は、距離表示がない。(見つけられない?) etc.

でも、車が通らない自転車道は、魅力的。


■ 本日(22日)

ミーパパさんに、ご一緒いただき、幸延寺橋を起点に走りました。
先週、みなみさんと走ったコースです。

スポーツクラブに荷物を置いて、外出ラン。
先週より1km先で折り返し、10km。
ミーパパさんとは、幸延寺橋で、落ち合ったのですが
その前に、15km走ってたミーパパさん、スゴイ!




*やっと届いた

2007-02-20 | 道楽・ランニング



ホノルルマラソンの完走証。
ほとぼりが冷めた今ごろ届きました。

完走者 24527人中、6183位でした。

45-49歳の女性 161位/862人中
なんと、上位2割(18%)に入ってる。
女性全体となると。1811位/11659人中。
こちらは、上位15%

中々の成績じゃないでしょうか


*あらためて感動

2007-02-19 | 喜怒ー楽

東京マラソン 有森「新しい波、勢い感じた」(産経新聞) - goo ニュース 

喜怒ー楽? じゃなくって、かんどー


東京マラソン翌日。
テレビなどマスコミの報道を見て、あらためて 感動しちゃった。

あっ、私もあの場にいたんだ~ と、
テレビ見ながら、うるうる 
とくに、『めざましテレビ』 に、有森さんが生出演。
レース中の彼女の様子を見たら、泣けてきました。

「もう走るの、やめるー!」 と年中言ってるけど、
元気で走れることは、ありがたいことなんだよね。
バチが当たると思った。
(それでも、これからも、「もうやめる」 って言う…だろうな)

いつまで持続するかわからないけど、「ランナーになりたい!」
って、今は、強く思う!
走らんなー、チャランポランナー、の汚名(?)を返上したいと
本気で考えています。(今後、いや、明日にでも気が変わるかも…)


東京マラソン ☆完走しました

2007-02-18 | モブログ(携帯電話で投稿)

寒いし、お腹がすくし、泣きたくなりました。
給食、足りずになくなってたー

ネットだと24分台。
グロスタイムで、4時間半をちょっと出ちゃいました。

女性だけ、お花が、もらえたの。


   ************************************* 


    モブログに加筆中


とりあえず、タイムをば。
すべてネットタイム (HPから)

  5km      30:48  (6:10/km)
 10km      30:10  (6:02/km)
 15km      29:40  (5:56/km)  
 20km      29:37  (5:55/km)
 25km      30:34  (6:07/km)
 30km      32:45  (6:33/km)
 35km      33:32  (6:42/km)
 40km     33:27  (6:41/km)
 Goal       14:21  (6:32/km)

 Total      4:24:54 (6:17/km) 

グロスタイムの記録は、4時間30秒14 
スタート地点まで、5分20秒のロスだった。

こうして、タイムをあらためて見ると、給食がバナナだけでも残ってたら、
後半、もう少し上げることができたかもしれない、とつい、考えてしまう。

荒川の時も、“たられば”
「あの向かい風がなかったらー」 とぼやいたのだった。

しかし、雨や風は、しょうがない、自然の成せることだから。
私だけに強風が襲い掛かったわけでもなし。

給食も、はなっから ないとわかっていれば、
ホノルルマラソンのように、何かしらの補食を自分で用意した。
ウェストポーチなど余分なものは、極力つけたくない私。
今回は、バナナやあんぱんなどが、あるって言うから、
安心して、手ぶらで、走ったんだよー
(最初の給食の22km手前で、低血糖に見舞われるといけないので、
ブドウ糖のキューブを2個ポケットにしのばせてはいたが…)


東京マラソン ☆スタート~中間点まで

2007-02-18 | 道楽・ランニング

車椅子が、スタート。

気候ばかりでなく、私の感情もウェットな状態だったようで、
選手の紹介を聞いただけで、目頭が熱くなる。
車椅子の選手も寒いだろうな、滑るだろうな、大変だな…なんて。
なんか、もう気持ちが不安定というか、極限状態というか。
興奮もしてたんだろう。


いよいよ、カウントダウン。


 号砲

聞こえたような、聞こえなかったような。
大勢の人の歓声でかき消されたのかもしれない。

紙ふぶきらしきもの (あとでTVを見て紙ふぶきと知った) と煙は、見えた。

そろり、そろり、歩き出す。
道幅が広いので、荒川よりは、スムーズな動き出し。
スターターの都知事に手を振る。しかし、とっても控えめに。

自分の時計をスタートしようとしたら、99:99 の数字が表示される。
そう、青梅のとき、きちっと止めてなかったのだ。
7ラップ目がカウントされてた。
あわてて、リセット。
スタートラインまで、約5分半のロス。ホノルルより早い。

スタートラインを過ぎた途端、歩き→ジョグ になる。急に速くなった。
スタートしたら、合羽は脱いでしまおうと思ってたけど、
雨脚は弱まらないので、着たままスタート。
ブレーカーも脱いでしまう予定だったが、寒くて脱ぐどころじゃない。
ジッパーを顎まで上げて、しっかり防寒。

前夜、海実子さんから、コース取りのアドバイスをいただいたが
すっかり、頭は空っぽ。真ん中走ってれば大丈夫かな。

大勢の人々の応援を受け、「いってきまーす!」 と手を振る
ここは、いつも、じーん とくるポイント。
雨足はちっとも弱まらなかったけど、私の気持ちは晴れやか。
大きく深呼吸をして、42.195km の長旅に出発。


次のうるうるポイントは、六大学の応援のとこ。
あれ?聞き覚えのあるメロディ。 応援歌だ!!

 ~おお、わーが、ぼーこー!

チアリーディングのお姉さんのところに行き、
ハイタッチしたかったけど、急な“車線変更”は危険行為。
応援歌を口ずさんでいたら、鼻の奥がツーンとしてきた。


雨の中、40分もじっと立っていたわけだから、
ウォーミングアップのつもりで、ゆっくり進む。
関節、足首と膝、痛みや違和感というより、こわばりを感じる。
スムーズに動かない、とにかくちょっと変。
脛もちょっと硬いかんじ。
加えて、濡れたシューズ、これまた、いつもと感触が違う。
ソールに堅い板を1枚入れたような、とでも言うんだろうか。

怪我したら、完走できない。慎重に行こう。

雨がやんだ。
雨合羽を脱いで、しばらく手に持って走る。
黄色のスタッフウェアの男性に、「ごめんなさい、これ捨ててください。」
と手渡してしまった。ひとつ受け取ると、次々手渡されたかもね。


海実子さんたち、応援部隊のいる曙橋が近づいてきた。
歩道橋を確認した時、数人の人影が見えた。
ん? 歩道橋には、人がいっぱい、というイメージだったのだが。
近づくにつれ、歩道橋上にいるのは、警察官数人とわかる。
ああ、きっと、歩道橋上では立ち止まることができないのね。
考えてみたら、“橋の上に鈴なりの人々” たしかに危険かもね。

じゃあ、きっと沿道ね。真ん中あたりを走っていたので
左前方の歩道をキョロキョロ。あーいたいた。
ここでも、急に左に寄れないので、
「ここ、ここ! ワタシは、ここ~!」 とアピール。
応援部隊も気付いてくれて、「はるまさーん!!」 と
声援を送ってくれる。大きく手を振り、声援に応える。

一瞬のことなんだけど、暖かい気持ちになったし、
実際、身体も温まった気がする。

寒さも、濡れたシューズも、慣れたせいか、さほど気にならなくなっていた。

ところが、再び、雨が降ってきた。
あー合羽、脱がなきゃよかった、と後悔する。
しょうがないね、ブレーカーを手放さなかっただけでも、よしとしよう。
(安物ウィンドウブレーカーは、途中で捨てる予定だった)
その後は、やんだかと思うと、また降り始める、の繰り返し 
もう、いまさら、やもうが、降ろうが、どっちでもいいやと、やけっぱち。

日比谷から折り返しポイントの品川まで、往路復路がすれ違う。
最初のうちは、センターライン寄りにコース取り、
すれ違う選手に目を凝らしていたのだが、つくばもホノルルも
それで、車酔いのような状態になってしまったことを思い出し、
知り合いのランナーを見つけることを諦めた。
歩道寄りに位置を移す。

相変わらず、途切れぬ大声援    
最初のうちは、笑顔と手を挙げて応えていたのだが
スタート前の寒さで、かなり体力を消耗していたので、
なるべく“省エネ”で、体力温存することに。
「がんばれ~」 や 「ファイト~」 の声援には、大きな声で
「ハイ!!」 と返すことにした。

ペースも上がってきたし、不調箇所もない。
手が冷たくて感覚がないけど、とくに不具合はなかった。

20kmまでは!!

問題の20km。給水所である。
ちょっと手前で、スタッフのオジサンが、声を張り上げてる。

「次の給食は、すべてなくなっています。食べるものは、ありません。
ここで、しっかり給水してくださーい!」



   えーっ!!

 
えーっ!!

 
えーっ!!

3回、大声を上げてしまった。横を走る男性は、笑ってたけど
笑い事じゃないでしょー えーっ!! な出来事に間違いないでしょ。
給水は給食の替わりにはならんぞ~
その場に、座り込みそうなくらいショックだった。



東京マラソン ☆こんなにびしょびしょ~

2007-02-18 | モブログ(携帯電話で投稿)

もう、やめたくなってきた… あと25分でスタート

スタート地点は、大変なことになってます。
不平不満を言う人は、ひとりもいません。


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  モブログに加筆中



当日の朝。   
雨が上がることを、期待してたけど、はたして、ざあざあ降っていた。
音を立てて、降っていた。
予報では、昼頃に、雨があがるらしい。

天気予報どおりだと、3時間、雨の中、走るのか… 

気持ちは、一気に落ち込む。
もしかしたら、普段の大会だったら、出走をやめていたかもしれない。
軟弱な、逆境に弱い私だから。
でも、今日は違う。
6万人以上の人が、抽選にもれ、涙をのんだのだ。
雨ごときに挫けていたら、バチが当たる。

ぐずぐず、四の五の言わずに、仕度をしなくっちゃ!

前夜、天候がわからず、ウェアも決めかねていた。
雨に濡れる ⇒ 冷えて寒い すなわち、要防寒 と判断。
予定していた 『ノースリーブウェア+アームウォーマー』 は却下。
赤タートルネック(ユニクロ)+ノースリーブランシャツの重ね着に決定。
ランシャツにゼッケンをつけ、家で、着込む。
裏にフリースのついたウィンドウブレーカーと100均の雨合羽を持つ。

このウィンドウブレーカーは、近所の激安洋品店で、198円だった。
荷物を預けたあと、寒さしのぎに着ていて、スタート近くに置き去る。
なくなっても、捨てられても、いいやと思って買ったもの。
それが、今までの大会では、ゴールしてスタート地点に戻ると、
ちゃんとそのままあった。
今回は、スタートとゴール地点が離れているので、回収できない。
脱ぎ捨てたら最後、捨てられる。
…198円でも愛着あったりして。



小田急線を利用。新宿に到着。
改札を出る前にトイレを済ませる。
現地の状況がわからないので、念のため。

雨脚は弱くなっていない…

方向オンチの私は、地下道は苦手。いっそう方向がわからなくなるから。
でも、今日は、同じ目的地へ行く人がいっぱいで、迷いようもなく、
雨も降るので、地下道を進む。

都庁に近づくにつれ、通路の両端で着替える人が多くなる。
下にすべて着用してるので、脱いで、シューズを履き替えるだけ。
私も、ここで、走る格好になる。
荷物預けの袋に荷物を詰め込み、会場へと向かう。

トイレは、行列。

荷物預かりは、どこ? 
トラックに直接預け入れるんだね。
場所がわからずボランティアの人に聞く。
BAG CAR 9 だったので、「9はどの辺?」 と聞くと、
ボランティアの人、スタートの整列エリアを尋ねられたのと勘違いして、
「ここを左に行くとG、H 以降は、こっちね。エリアは何?」 と
聞き返す。「Gですけど…荷物は…」 
「あ、荷物ね、何番なのー?」 と。
(だから、最初っから、9って言ってんじゃん!)
ボランティアの人も、いろんな人から、いろんなこと
聞かれるのだから、混乱もするでしょう。寛大な私は笑顔でお礼を言う。

荷物預けのところで、ポンチョとやらをいただけるのかと思ってたら
なかった。なんか、私自身混乱してて、聞きもしなかったけど
多分品切れだったんだろう? 人数分用意してくれてもいいのにね。
100均の合羽持ってきてよかったよ。
(このとき、人数分用意されていないものが他にもあるとはつゆ知らず)


スタートエリアにスタンバイしようと移動中(階段を上がれと指示された)
近くにいた女性のゼッケンが、私と近かったので、確認しようと
「Gは階段上がるんですよね。」 と声をかけると、
その女性のお仲間のひとりが振り向き、「○○さん!」 
と驚きの声を上げる。

 はっ、あ、あなたは~
 見覚えのあるお顔!

「あー!! 手賀沼の時の~!!」 と私も大声を出してしまった。

 ⇒手賀沼エコマラソン(詳細) 参照

手賀沼のスタート前に、お喋りした女性だった。
3万人もいる中で、再会できるとは!!
「すごい! これって、何か引き合うものがあるの!?」 
思わず、言ってしまった。

あの時、『荒川の強風経験』、『東京マラソンに当選』 と、
共通項が多く、初対面の見知らぬ人とは思えぬほど盛り上がった。
折り返し後、すれ違った時、彼女は、ゼッケンを見て私の名前を、
覚えていて、名前を呼んで声をかけてくれた。
今回、レース中に見つけたら、私も名前で応援したいと
お名前を聞いておく。
彼女はお友達が一緒だったので、「頑張りましょうね!」 と
言い合い、別々にGエリアに入った。


 ******************************


とにかく、Gのエリアにスタンバイ。

時刻は、8時半を少し回ったところ。
スタートまで40分近くある。
隣に立つ外国人男性は、帽子ナシ、合羽ナシ。
早くもグッショリ。髪の毛と袖口から、雨のしずくが滴り落ちる。

私は、合羽を着ているので、身体は、濡れていないが
手袋がすでにびっしょり。手が冷たい。
念のためポケットにもう1つ入れてある。後半に付け替えよう。

   雨にむせぶ高層ビル

Gブロック。A~K まで、11のブロックがあるので、
真ん中より、少し後かな?
みんな我慢強く待つ。ひたすらスタートを待つ。

厚手のブレーカーと合羽を着ているので、身体はそう寒くない。
末端が冷たく、鼻の頭、耳、手足が、感覚なくなってきた。
ウォーミングアップも何もあったもんじゃない。
そういえば、使い捨てカイロ、持ってきたのに、忘れてた。
預けた荷物の中に入れたままだった。

とにかく、待つ。
DJ の声も音楽も上の空。
修行僧?托鉢僧? が、雨の中、人家の軒下で、
じっと待つ姿が思い浮かび、自分の姿と重なる。思わず苦笑。

ひとりでスタートを待つとき、手賀沼のように
知らない人に、自ら話し掛けたり、話し掛けられたりしてたのだが
今回は、合羽を被り、うつむいていたので、(気を消していた)
誰とも交流せずに、ひとりで、雨と寒さに耐えていた。
それで、余計に長い時間に感じられたのかもしれない。
あとで、NAさんに、「どの地点が一番つらかったですか?」 と聞かれ
「スタートを待つ間が一番つらかったよ。」 と答えたくらいだもん。

『気を消していた』 と書いたが、まんざら大げさな表現でもない。
動物的本能とでも言うのか、余計なエネルギーを使ったら
マズイことになるって無意識に感じてたんだろう。
寒くて、地団駄踏む人もいたけど、それもしかった。
ただ、力を抜いて、うつむいて立ってただけだった。

とにかく、長く感じた40分間だった。

精神的に疲労度の高いスタート前となってしまった…


東京マラソン ☆ゼッケン引き換え終了

2007-02-17 | モブログ(携帯電話で投稿)


無事終了。

あとは走るだけ。

   ****************************

  モブログに加筆しました 


フジテレビの 東京マラソン実況ブログ に、ズラッと並ぶ
仮設トイレの写真がアップされてました。


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この日は、上京した イノさん・ふっきいさん と海実子さんとで
ランチ → 東京ドームでナンバーカード引き換え


ランチは、ムーミンベーカリー&カフェ  

       

 きのこのキッシュ
 

パンは食べ放題。お腹いっぱいになりました。


そして、いざ、EXPO会場へ。
受付を済ませ、会場をブラブラ。

   日の丸にメッセージ
誰に対するメッセージなのかな? それとも、決意表明?

  さて、誰の手に?

EXPO内は、大混雑 
人ごみの中にいるだけで、疲労困憊。ほんとに明日、フルマラソン!?
走れるんだろうか…


海実子さんとは、会場で、さようなら。

 
海実子さんをはじめとする、応援部隊は、
当日、この↑『ニコ3マーク』 の黄色い小旗を振って声援を
送ってくれます。


私たち3人は、銀座へと場所を移しました。
アディダスとプランタンでショッピング。

銀座の目抜き通りも、東京マラソンの幟。
「ああ、明日、ここ走るんだ…」 とあらためて。


今夜は、アロハパークの皆さんとのオフ会もあるのです。
こうなってくると、いよいよ、走ることから気持ちは遠のきます。
もう終わったような気分。

場所は 柿安三尺三寸箸 Nouvelle 日比谷店
ビュッフェスタイルで、野菜がふんだんに使われたヘルシーな
お料理がたくさん並んでます。
少しずついろんな種類をいただきました。(もう一皿食べた・・)

 

 

ごはん類、パスタで、カーボローディングも忘れずに
 

デザートも欲張ってしまったけど、全部食べました。
 


*あした

2007-02-17 | 道楽・ランニング


東京マラソンのテレビ中継、フジテレビであります。
(他のCX系地方局は、どうなのか…?)

2時間半くらいの枠なので、エリートランナーを追うだけと思うけど
一応、録画しとこう。


こんなのもある。⇒ 東京マラソン実況ブログ
 * フジテレビHP → 東京マラソン → 実況ブログ



   お天気情報 

降水確率70% (新宿区 6時・92%・2㎜、9時・88%・1㎜)
12時には、確率70%ではあるけど、降水量ゼロ、曇りの予報。
気温は、9時、7℃、12時、9℃だって。
2㎜、1㎜ の降水量って、どんな降り方?

なんとか、予報が前倒しになって、朝には、雨、あがってないかな。
てるてる坊主、作って、お祈りしとこ

・・・昨年の荒川マラソンの前日 
こんなの作ったんだ。
  去年3月18日の日記⇒参照

効果覿面、雨は、早めにあがったんだよね~
でもね、でもね、例の強風。 雨&強風じゃなくてよかったけど。

 


*隔世の感あり

2007-02-16 | 道楽・サッカー

      

19歳の大学生GK 林、サプライズ初招集

スパイダーダンスGK林、新守護神へ意欲(日刊スポーツ) - goo ニュース

◆林 彰洋(はやし・あきひろ)
1987年(昭62)5月7日、東京都生まれの19歳。
東大和サッカー少年団、柏レイソルジュニアユース青梅を経て、
流経大柏高に進学。特技はピアノで「ソナタが得意」。
あこがれの選手はチェコ代表GKツェフ(チェルシー)。
家族は両親、兄。
1メートル92、83キロ。スパイクサイズは30センチ。血液型はA。

デカイ!
グローブも特注。手首から中指先まで30㎝だと。

87年生まれ、うちの二男坊と同い年。
兎年。能活くんとは、ひと回り違う… 



健気にも、こんなことを言ってるらしい。

「川口さんのプレーを見てみたい。盗みたいところはいっぱいある。」


英才教育プロジェクト こんなんあるんだね。
もっと前からやってくれれば良かったのに。


新顔もあれば、旧顔(?)も。 中澤、招集

テレビのスポーツニュースを見てたら、「知らない顔ばかりで…」 
なんて中澤が言ってた。能活くんが、いるじゃないのよっ。
W杯後、本人が代表引退なんて言ってたけど、戻ってきてよかった。


*境川 (町田以北)を走る

2007-02-16 | 道楽・ランニング


*みなみ*さん に、ご一緒していただき、境川ラン敢行。
昨日、15日のことです。

いつも通うスポーツクラブが改装のため休館中。
その間、他店舗の利用ができるので、近辺の2,3箇所を
利用する日々。

M店ロッカーに荷物を置き、近くにお住まいの みなみ さんと
走ることにしました。
こっち方面の境川を走るのは、初めて。
幸延寺橋で、待ち合わせをして北上しました。
4kmで折り返し。8kmを48分かけてのラン。
ひとりだと、なかなか距離を走れない私ですが、
お喋りしながらだと、なんだか、8kmもあっという間。

東京マラソンで、着用予定のキャップと手袋が、おニューなので
試しに着用。とくにキャップ、たまに、耳に当たり痛くなることもあるから、
試走(?)できてよかった。大丈夫、被り心地  でした。



いよいよ、東京マラソンが迫ってきました。
もう、明日は、受付けをしなくっちゃなりません。
当たり前のことだけど、明日、受付けということは、
あさって、マラソン当日!!

 ガーン!! 


この私としたことが、何をビビっているのでしょうか!?
物事に動じない、出たとこ勝負の私が。

天気予報は、雨マークだし、フルは2万5千人もの人が走るし、
マスコミを含めて、全体的に異様な盛り上がりだし、
なんか、いつもと違う、テンション。

とは言うものの、私の場合、フルマラソンにエントリーしすぎ。
そのたんびに、ビビってたら、身が持ちましぇーん。


スポーツクラブで仲良くしてる友達から、週末のバーゲンの
お誘いがあったので、「土曜日はマラソンの受付、日曜は走るんだよ。」
と、お断りしたら、
 
「えー、スゴイ!東京マラソン当たったの~!!」  

と、驚かれました。そりゃあ、3倍強の競争率をくぐり抜けて、
当選したことはスゴイこと、私自身もそう思います。
でもさ、当選したことより、フルマラソンを走ることを スゴイ と
言って欲しいなあ、なんてね…


そうそう、昨日、青梅マラソンの記録証(ハガキ)が届きました。

 * 出場種目    一般30㌔の部 女子

 * グロスタイム  2:57:54
 * ネットタイム   2:54:37

 * 順位       520位

ネットタイム、自分の時計と微妙に違う…(6秒

 


*手作りお菓子 チョコレートファッジ

2007-02-14 | 食道楽

チョコレートファッッジ

あ、久しぶりの手作りお菓子。

この間、2回だったかな、焼きっぱなしのシンプルな
ケーキを焼いたんだけど、アップしなかったんだ。

今日は  バレンタインデー 
「しょうがないなあ、なんか作るか。」 と。

家にあるものでできて、簡単、失敗しそうにないもの…
あちこちで、レシピ探索。

で、チョコレートファッジに決定。
ブラウニーとの違いが、今ひとつわからないけど、
参考にしたレシピは、『チョコレートファッジプディング』
イギリスのお菓子。ココア液を乗せて焼、熱々、とろーりを
いただくらしいです。が、私は、ココア液は省略。
ダイス状のアーモンドを混ぜ込み、くるみをトッピング。

けっこう、軽い食感で食べやすかった。
生クリームを添えたり、イチゴなどフルーツを添えたら
おしゃれな感じになるけど、結局、焼きっぱなし…
自宅で、家族が食べるんだから、いっかなあ、と手抜き。
長男は、むしゃむしゃと3個食べたから、美味しかったんだろう。