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はるまのとりとめのない日記 (ほぼおやつ日記)

【とりとめのない】「特に重要ではない単なるおしゃべり」といった意味合い

*第4回 いわて銀河100km チャレンジマラソン ⑤

2008-06-12 | 道楽・ランニング

■74km 以降

73.3kmの関門を飛び出したときは、限りなくウォークに近いが
一応走ってた。少なくとも、私の感覚では、「走ってた」。
関門を1分オーバーした男性も走ってる。背中を追う。
ところが、彼は、ぱたっと歩き始める。
仕方なく追い越すと、「怪我しない程度に頑張ってね。」 と
励ましてくれる。軽く手を上げ、「ハイ。」 と力なく応えた。

銀河高原ビールの入り口で、「頑張れば間に合うよ。」 と声をかけてくれた
男性が、「大丈夫だった?」 と尋ねてくる。
「ぎりぎりだったけど、間に合いましたぁ。ありがとうございました。」
と言いながら、「大丈夫だったから、走ってるんだよ~」 と
心の中で、小さくツッコム。
ダメだったら、収容車を待つ身だからね。

少し行くと左折。

そうそう、去年、雨だったにもかかわらず、この道を走ってるときは
日が照ってた。去年でさえ、「ちょっと暑い。」 と思ったのだった。

ここで、私の脚が止まる。

 「もう進めない…」 

二進も三進もいかない…

まだ息が弾んでるし…

関門を出てから、まだ500mていど、ここで止まったら
猛ダッシュで関門クリアした意味もなくなる、となんとか歩きに変えて
歩を進める。
すると、さっき歩き始め、私が追い越した男性が、走って追い越していった。
「復活したので走ります。」 と言いながら。
えーっ、復活したの~?!
「私は、もう、どうにもこうにもダメそうです。頑張ってくださいね。」 と
激励し、彼の背中を見送る。
なぜか、復活した彼を羨ましいとも思わない。
やーめた、やめた。どうせ、次の関門、間に合わないんだし。
思いっきり、ネガティブシンキングぅ


とぼとぼと歩く。

何人かは、走って、私を追い抜いていった。
でも、そんなランナーも、ウォーカーに変身してるのが遠くに見える。
走ったり、歩いたりを繰り返してる人ばかりだ。

イノさんに、リタイアを決め収容車が来るタイミングまで
歩いていることを伝えるメールを作成しながら歩く。
いざ、送信というときになって、圏外であることに気付いた。
山の中といっても、うっそうとした森の中じゃあるまいし…

でも、紛れもない、圏外…

こんな感じ。視界は開けてるでしょ?
 

 

青い空。ぽっかり浮かぶ白い雲。
のどかだなあ。
私、こんなところで何やってるんだろう?

去年は、関門クリア成るか否かの瀬戸際で一生懸命走ってたんだよなあ。
それに比べ、今年は何という体たらく…
涙が出そうになる。 が、ぐっと堪える。


普通の乗用車の収容車が後ろから近づき、私の横で止まる。

 「大丈夫ですか? 乗れますよ。2人乗れます。」

と声をかけてくれる。私、蛇行してたのかもしれない。
でも、歩きに変えてからは、それほどつらさを感じなくなっていたので
「もう少し歩いて進みます。」 と言って収容車を見送る。

先ほど追い越した女性は、マメができて、それを庇って
脚を傷めたようなので、そういう人が優先かな、とも思った。
今回、気力と体力は、すっかりエンプティ。
でも、どこかが痛かったり、攣ったりというトラブルはなかった。


後ろを見ると、男性二人、話しながら歩いてる。
立ち止まって、彼らが追いつくのを待ち、
「ひとりで歩くのつらいから、ご一緒していいですか?」 と尋ねる。
3人で歩きましょう、ということになったけど、男性の一人が
「ここで、収容車待ちませんか?」 と提案。日陰があったのだ。
そういう提案、ウェルカム状態だったので、3人で日陰で
おしゃべりしながら、収容車を待つことにした。


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